表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/173

90話 正当なる力の象徴

テレビを通じてジランが演説を行っていた。

ジラン[私はこの星よりある特命を受けた。それはすべての人民に平等な土地を提供せよとの事だ。その為に私にある力を与えられた]

ジランはB.ネイティブブレードを発現する。演説を観ていた誰もが釘付けになる。

ジラン[軍事力でも戦闘力においてもその正当なる意志においても我々に負ける要素は1つもありえない! アルフォリアは卑怯にもネカロパの力を使ってまで私へ牙をたててきたが、この正当なる力の証で奇しくも退けた。逃げたのだネカロパは!! アルフォリアもミラも我々の真似をしているだけである! このカレコシアに勝利という人権が与えられた時私はこう唱えたい! 全ての人類よ! 共に! 夜明けを! 迎えようではないか!!]

城からは兵達の大歓声が上がり、カレコシアの街町から歓声が上がる。それをライライもみていた。

ライライ(な、なんて事だ....サイオウのいう通りだったのか...)

サイオウはガレオラの街につく。そして領主の建物に入る。

サイオウ[ニラック!]

ニラック[サ、サイオウ様!]

サイオウ[すまんな....今日は別れをいいに来た]

ニラック[分かっております....!]

サイオウ[!!]

いつの間にやらレーザー兵器を持った兵に囲まれていた。

サイオウ[通達されていたか...ジランのやつ、仕事が早いな]

ニラック[何故です....貴方ほどこの国の事を考えていらっしゃる方はアコーディー氏以外に存じ上げません!]

サイオウ[ジランは....奴の目的は復興などではない。恐らく、憎しみを蔓延させてジ.エンド.オブ.レインボウを....]

ニラック[何を....何をこんな時におっしゃっているのですか!? 今、ジラン王が演説されたのです! そこで....星から与えられたという力を目の当たりにしました]

サイオウ[!!]

ニラック[証明されたのですよ! 正当なる行いだという事が!]

サイオウ[違うニラック...それはそんな地球の認めた力じゃ...]

ニラック[時代が動きだそうとしています、もう手遅れなのですよ....あなたを引き渡すよう国からの命令を受けています。お願いです....どうか懸命なる判断を!!]

サイオウ[........]

サイオウは手にネイティブブレードを現す。

ニラック[!?]

兵達がたじろぐ。

サイオウ(エミィが待っている。引き渡せというのであれば何か俺の力を封じるすべがある可能性が高い。足止めをくっている場合ではない...!)

ニラック[ど、どういう事だ.....!?]

サイオウ[ニラック、通らせて貰うぞ!!]

ニラック[くっ....王の直々の命令が下っているのだ! それに従うのみ....サイオウ様! おさらば!!]

ニラックが渋々手を挙げると一斉にレーザーがサイオウに射たれる。サイオウは光球を発現させ防ぐがすぐに破られる。

サイオウ[とべえええええええええええーーーーっ!!!!]

サイオウはオーラジャンプをして空へと飛び出す。

ニラック[くっ....サイオウ様....あなたは一体...]

ニラックは正直ホッとしていた。

サイオウ[ハ、ハハハ....出来たぞウィークス! これがオーラジャンプだな! ハハハハハ!!]


ウィークスは自分の部屋に戻って横になっていた。

ウィークス[ネカロパ]

ネカロパ[......]

ウィークス[おい!]

ネカロパ[あ、ああ、何だ]

ウィークス[....俺の命はどうなっちまってる? もう先長くないのか?]

ネカロパ[逆だよ。戻っちまった]

ウィークス[え!?]

ウィークスは跳ね起きる。

ネカロパ[我はお前に取り込まれてしまっている。1つになったんだ。何もかも1つにな....チルドレンだとはな....]

ウィークス[そ、そうかよ...そうか、ハハ、そうかよ!!]

ネカロパ(逆に言えば、我がこの体の主導権を握れる可能性も大きくなったっていう事なんだがな、クク.....)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ