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87話 休日....地球のツボにて

ネカロパ[おいウィークスさっさと起きろ。あのでけえのにもう1回行くぞ]

ウィークス[お前...急に出てきて....何て事....]

ネカロパ[お前が我を押さえつけたんじゃねえか。大体なあ....]

ウィークスは沈黙している。

ネカロパ[....ウィークス?]

返事がない。

ネカロパ[おい...冗談だろ、ちょっと待てコラア!! やっとこさ出てきたってのに....おい! 息しろウィークス!!]


その時


ネカロパ[うん!?]

海域が渦潮と化し、ウィークスは引き込まれていく。

ネカロパ[な、なんだあーーっ!?]


サイオウはオロウの森にいた。

サイオウ[ここなら...やはり傷が回復する....]

大地の割れ目からゆっくりと漂うネイティブストリームは太ももの傷を優しく撫でていく。サイオウは服を脱ぎ捨て破いて傷口に巻く。

サイオウ[エミィの事が既にばれていたか....いや、かまをかけられたんだろう。兵士達もジランの駒だ。どうするか....]


ウルガミットはブラックと共にソウル.ド.ボルケーノにいた。火山口に近い集落で霊能者の里とも呼ばれる、スピリチュアルな場所だ。高い力を持ったものは名の前にソウルをつけ、苦しむ人民を救う為世に出ていく。マンは高い才能を持つ男だったが、世界を回る途中ウルズヘッドの野性的なオーラリング(集合意識)に触れ、感化されてしまい、村の掟(戦闘行為の禁止等)を破りウルズヘッドについた異端者だった。

ウルガミット[やはり、生まれ故郷だな....]

そのどす黒いネイティブストリーム。長は理解していた。

長[お、お願いです....すぐに出ていって下さい。この火口はコアに近くネイティブストリームを多量に放出しています。そのため我らが祖先はここに村を興しました。あなたにとっては苦しいはずです....なぜ]

ウルガミットは大量の汗をかいていた。

ウルガミット[これから面白い事を始めるんでな....この男、マンといったか]

長[!!]

ウルガミット[最後にここでくつろいでもらおうと思ってな....]

長[マ、マンとおっしゃいましたか!]

ウルガミット[おう、久しぶりだなフレアじい....マンは次の段階に進んだ。俺たちにとって住みやすい体に仕上がってくれてたぜ]

フレア(掟を破りし者には凶の転生が訪れる....マン、お前は何という事を....!)


ウルガミット[いらん場所に村なんざつくってよ....]

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