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6話 生身の旅立ち

大使[おじいさんの仇が討てるんだぞ?]

ウィークス[.....原因はこいつだったんだ。あんな奴ら....僕1人で討つ!]

王[....開けなさい]

出口を塞いでいた兵士がどく。ウィークスはでていく。

王[私を非情と思うか?]

大使[とんでもございません。むしろ....]

王[すぐに技術部門解析を急がせろ]

兵士[はっ!]


ウィークスが城を出ようとするとマレーが話かけてきた。

マレー[何か礼儀を欠いた事をしなかっただろうな!]

ウィークスはマレーを睨みつけ、話だす。


マレーは急いで謁見の間へ行く。

兵士[騒々しいぞ!]

マレー[誠に恐縮ながら......あの宝玉を手に入れたと!?]

大使[ああ...レッドルというそうだ]

マレー[し、しかしながら彼は命の恩人でして....!]

大使[仕方あるまい。彼が拒んだ以上はな。謝礼金は支払ってある]

マレー[しかし....!]

大使[どこと心得る! 見苦しいぞ!]

マレー[は、はっ...失礼しました!]

マレーは敬礼をしてでていく。

大使[.......]


ウィークスは謝礼金で武具を買おうとしていた。

ウィークス[こっちの方が強そうだ。あんな薄気味悪いもん要らないね]

武具を見ているとじいちゃん顔が浮かんでくる。


マジス[誰にも殺られない最強の防具を造るんじゃ!


ウィークスの目に涙が浮かぶ。

ウィークス(ごめん、じいちゃん....)

そこへマレーが来る。

マレー[...おい]

ウィークス[な、何だよ]

マレー[本当にいいのか? 仇を討つんじゃなかったのか?]

ウィークス[あいつのせいでじいちゃんは死んだんだ。くれてやるよ。お金はあるんだ。強い装備でいけば必ず潜り込める!]

ウィークスは走り去っていった。

マレー[正気か....!?]


その夜、ウィークスは装備に身を固め街を出る。

ウィークス(こ、こんなに重いなんて....)

そこにマレーがいた。

ウィークス[!]

マレー[行く気か?]

ウィークス[関係ないだろ!]

マレー(こんな子供まで....)

ウィークスに手をかける。

マレー[俺も一緒に行こう]

ウィークス[え?]

マレー(大使からの命令だということは言わないほうがいいな.....本気でカレコシア領内に入ろうとしたらきぜつさせてでも連れ戻さないとな)


ウィークスは先に進んでいく。


ウィークス[付いてくんなよ]

マレー[嫌だといっても、付いていくさ]

ウィークス[.........]

マレーは心に引っ掛かる事があった。ウィークスの監視....もしやレッドルを着させて戦わせる為ではないかと。

マレー(レッドルが誰にでも装着出来る事を祈るしかない。いくらあれほどの鎧といってもカレコシア相手にこんな子供は....)


ーー翌日、夜....


ウィークス[チムランまではもう少し....]

2人はテントを張っている。

マレー[この先のロイザン渓谷はお前では無理だ]

ウィークス[かまうもんか....]

マレー[俺が先に見張る。眠れ]

ウィークス[.....ふん]

ウィークスは横になる。

マレー(渓谷をみれば諦めるだろう....)


静かな夜が経過した。

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