表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/173

69話 ソウル.ザ.マン

ここから2章に入ります。

歯切れの悪い入り方ですが、当時のままですので御容赦を。

第3極の誕生です。

ウィークス[.....アコーディー?]

その黒い鎧...

いや、ロボットはウィークスに向かって地面をホバリングしてくる。

ウィークス[!!]

ウィークスはナナンを突き飛ばし両腕でガードするが、鎧が砕け、腕が痺れる。

ウィークス[こ、このはか...!?]

さらにロボットはボディーを繰り出してくるが、ウィークスはアーバレストを出現させガードする。


がーー


ウィークス[!?]

アーバレストはロボットのたった一発のパンチで砕け、ウィークスはロボットのショルダーアタックで鎧を撒き散らしながら吹っ飛ぶ。

ウィークス[ぐはっ....はあ...はあ...]

ナナン[ウィークス]

ウィークス[すっこんでろおおおーーーっ!!]

ナナンはびくっとする。ロボットから人々のうめき声が聞こえ、機体に黄色い紋様が走る。各間接部からフシューっと黒いオーラを吹き出す。


ウィークス[へ....へへへ...]


ウィークスは鎧とアーバレストを瞬時に復元させる。

ウィークス[こんなもんだよアコーディー....こんなもんさ。変わんねえよ世界はな....]

ロボットは襲いかかってくる。

ウィークス[好きだったけどなあああああーーーっ!!]

そのタイミングに合わせるようにアーバレストを振るう。直接アーバレストはロボットの肩に入るが、ヒビしかはいらない。

ウィークス[え]

ロボットはアーバレストを抱き締めるように壊し、オーラを吹き出しながら回転蹴りを放ってくる。

ウィークス[いいいいやあああああ!!]

ウィークスは飛び込むように前転をしたあと振り返らずに後ろ蹴りを放つ、それはロボットに当たっていたがロボットは微動だにせず、逆にウィークスが押される。ウィークスは側転して立ち上がる。

ウィークス[はあはあ....かてえ....いや]

ウィークスは黒い霧に目をやる。

ウィークス[力が出せねえの...!!]

ロボットは体当たりしてくる。

ウィークス[うっしょおらあっ!!]

しゃがみこみながら足元を傷つける。

ウィークス[切れた!]

しかしすぐに黒いオーラで修復される。

ウィークス[くそっ!ちいーーーっ!!]

ウィークスはバックステップするが、そこへロボットは落ちていたスコップを投げつける。

ウィークス[!?]

ウィークスの体は宙に浮いていた。そこへ馬鹿力で投げられたスコップがウィークスの鎧に突き刺さり、胸に衝撃を受ける。

ウィークス[づはっ!!]

ウィークスは壁にぶつかる。ロボットは目の前にいた。

ウィークス[んなろあああああーーーっ!!]

パンチを繰り出してきたロボットに対し、ウィークスは鎧を爆発させるように解く。破片がロボットに当たり、パンチの目測がずれる。ウィークスは生身でロボットと密着する。

ウィークス[吹き飛べよおらっしゃあああああーーーっ!!]

アーバレストでロボットの腹にヒビをいれ、そこにレッドショットを右腕から放つ。

ウィークス[くおっ!?]

レッドオーラが鉱山中に飛び散り、ロボットも壁まで吹っ飛ぶ。

ウィークス[はあはあはあ.....やっぱここダメだ! でもどうだよこれはあ!!]

ロボットはすぐに起き上がる。

ウィークス[とまんねえかよ.....ナナン!]

ナナン[は、はい!]

ウィークス[こいつを外まで引っ張り出す!! お前は外出てろ!!]

ナナン[はいっ!!]

ナナンは急いで外に出る。またもロボットの体をうめきと共に黄色い光が走る。

ウィークス[俺はまだあきらめてねえぞアコーディーさん....あんたなら大丈夫なんだって!! 愚かな希望かよこれえ!?]

ロボットが突進してくる。

ウィークス[単調なんだよ!!]

ウィークスは横に逃げ、そのままオーラダッシュで外に出ようとするが


ウィークス[!?]


つまづいて転ぶ。

ウィークス[ダッシュもかよっ!]

そこへロボットが馬乗りになってくる。

ウィークス[しまっ!]

ロボットのパンチが連続でウィークスを叩きつける。

ウィークス[ウオオオオオオオオオオオ!!]

何度も鎧とアーバレストを復元し、オーラがもう弱くなる。

ロボット[auiiiiiiiiiii]

ウィークス[も....知らねえぞ俺はああああああああっ!!]

右腕からイモータルショットを放つ。


貫通撃....


もしこれが鎧であれば、もしアコーディーが中にいるなら、アコーディーはダメージを受けることになる。この固さからして大したダメージにはならないだろうが....


ロボットは止まった。


ウィークス[!!]

ウィークスはそこから抜け出し、鉱山の入り口に立つ。

ウィークス[はあ....はあ....]

ロボット[アース.オブ.ザ.チルドレンよ....]

ウィークス[!!]

ロボット[見つけ...タゾ...]

ウィークス[誰だてめえ...アコーディーさんはどうした!?]

それはアコーディーの声ではなかった。ロボットは立ち上がる。

ウィークス[誰なんだ...!!]

ウィークスは外に出る。ロボットもタックルしてくる。

ウィークス[いいいいやあああああああーーーっ!!]

ウィークスはアーバレストでホームランでもうつようにロボットをきりつける。衝撃はロボットを突き抜け、鉱山全体を真っ二つにする。ナナン[こ、これが...!!]ナナンは逃げ惑う。ロボットは吹っ飛ばずにズシンと落ちる。

ウィークス[!?]

真っ二つになっていない。

ウィークス[はあ...はあ...やっち...まったのか...]

鉱山が崩れてくる。ウィークスはその場から離れようと背を向けた時だった。

?[危ない!!]

ウィークスは蹴飛ばされる。ロボットのパンチは外れた。

ウィークス[はあ...くっ!!]

デカイ男がウィークスの手を掴む。

ウィークス[誰だあてめえ!!]

?[ウルズヘッドのご命令であなたのお力になります!!]

ウィークス[!!]

その男の体が赤と紫のオーラに包まれる。

ウィークス[て、てめえは!?]

?[私の名はマン! パープルオーラは他のオーラと感化しあい、特性を一時的にコピーする!!]

マンの放ったイモータルショットはロボットの足を撃つ。ロボットは止まる。

ロボット[bauiiii.....]

ロボットは黒いオーラを吹き出して逃げていく。

ウィークス[ま、待て!はあ...はあ...]

マン[何て堅さだ.....申し訳ありません。もう少し早く着ければよかったんですが....]

差し出したマンの手を拒み、ウィークスは立ち上がる。

マン[.......]

ウィークス(誰だあいつは....もしブルールと同じくアコーディーさんが捕らわれているとしたら....方法はないのか!!)


3人は街の裏側から出る。街から離れたところでマンはテントを取り出した。

ウィークス[まだいける...]

マン[言ったでしょう? あなたの濁ったオーラに感化されて私も辛いんです]

ウィークス[なぜウルズヘッドが俺を助ける? 敵視しているんじゃあないのか?]

マンは荷物を置く。

マン[アース.オブ.ザ.チルドレンとなれば話は別です。ウルズヘッドが従う絶対的強者....我々はあなたの味方です]

ウィークス[ならアコーディーはどうなんだ?]

マン[アコーディー?]

ウィークス[さっき戦っただろうが! あいつはなんなんだって聞いてんだよ!!]

マン[落ち着きを....彼はアース.オブ.ザ.チルドレンではありませんよ。大地に奉仕した分のネイティブストリームを多少味方につけていたようですが、選ばれし者ではありません]

ウィークスはマンの胸ぐらを掴む。

ウィークス[中にアコーディーがいるのか!? 助けられるのか!?]

マン[ですから落ち着きを....中に人がいるのは確かです。恐らくその...アコーディーさん? は、生きていると思いますよ]

ウィークス[助け出せるか?]

マン[う~ん....個人的には無理だと思いますがねえ。方法も思い付きません]


鎧を投げつける音がする。


ウィークス[!!]

ナナン[私...なんの役にも立たない!! 肩書きばっかりで何も...!]

マン[そんな事ありませんよ]

ナナン[知ったふうな事言わないでよ!!]

マン[彼から感じたオーラはあなたとも似ていた。そう....何かあなたの手料理でも食べませんでしたか?]

ウィークス[おむすびか....]

マン[それです。そのおかげで彼はまだ汚染されきっていない。あなたのオーラの賜物ですよ]

ナナン[.......]

ウィークス[どうすりゃあ助けられる....どうしたら...]

マン[.........]


ナナンはテントで寝て、ウィークスは寝袋で寝て、マンが周囲を見張っていた。

ウィークス[......マン]

マン[あら、まだ起きていたんですか]

ウィークス[.....信用はしているよ。ただ....何でかな、あんたらの事、好きにはなれねえんだ。説明は難しいが...]

マン[いいんですよ。ころっと手のひらかえして全て忘れてくれってのも虫のいい話ですし....ただあなたを全力でサポートするのみです]

ウィークス[気分害したよな...悪い。寝るわ]

マン[お休みなさい]

ウィークス[ああ、もう1つ]

マン[はい]

ウィークス[どうやってここまで来たんだ?]

マン[まあそれは....ウルズヘッドのコネ、とでも言っておきましょうか]

ウィークス[?]

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ