表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/173

5話 ブルール

ウィークスの連打がカレコシア人をボコボコにする。すかさずマレーが剣でカレコシア人の胸を貫く。

ウィークス[!]

カレコシア人[ぐあっ....]

カレコシア人は倒れる。

ウィークス[な、何で....!]

マレー[ぎょうしゃの仇だ]

ウィークス[!...仇....]

大使[ありがとう2人共....これからは更に気を引き締めないとな....]

ウィークス[.......]

マレーが手綱を引き、馬車は出発した。

ウィークス[......]

ネカロパ[どうした坊主]

ウィークス[.....なあ、さっきのレッドルってのは何だ?]

ネカロパ[ああ..我の今の状態、赤い宝玉をレッドルとしている。そしてお前さんのじいさんを殺したのはブルールだ]

ウィークス[えっ....?]

ネカロパ[あの青い鎧はブルールを原材料として造られている。我と同じく意思を持ち、目的は我の滅殺だ]

ウィークス[ちょっと待て!じゃあ奴が僕の家を狙ってきたのは....!!]

ネカロパ[多分中の人間は支配されている。我を消すためにな]

ウィークス[質問に答えろおい!! お前のせいで....!!]

大使[ど、どうした?]

ウィークス[ネカロパ....!]

ネカロパ[........]


無言が続く中、丸3日かけて無事馬車はミストに着く。


マレー[行きましょう大使]

大使[ああ、ウィークス君、早速で悪いが付いてきてきてくれ。

ウィークス[はい....]

3人は城内に入る。

大使が先に謁見の間に入る。

マレー[おい]

ウィークス[何だよ]

マレー[くれぐれも粗相はするなよ。膝間付いて質問に答えていればいい]

ウィークス[あんたに指図される覚えはないね。僕が居なかったらどうなっていたかな....]

マレーはウィークスの襟をもって壁に叩きつける。

ウィークス[っ...おい、てめ....?]

マレーはまるで父親の目のような厳しさと哀しさが混じった目付きでウィークスを睨む。

ウィークス[おい.....]

大使[2人共、入りなさい]

ウィークス[ちっ....]

2人はバラバラに謁見の間に入る。

王[ご苦労だった。すぐに寝床を用意させよう。下がってよろしい]

マレー[はっ!]

ウィークス(短けっ)

マレーは出ていく。

王[ウィークス君だったね。この度は命を助けて貰って感謝している。ありがとう、勇気ある少年よ]

ウィークス[いえ....]

王[それでは、早速だが謝礼の方を....]

ネカロパ[一生遊んで暮らせるだけの金でもくれるか?]

王[いや、その前に1つ話があるのだが...]

ウィークス[あ、はい、何でしょうか?]

王[君の力を我が軍に貸してもらう事は出来ないだろうか]

ネカロパ[!]

ウィークス[え!? ちょ、ちょっと待って! 僕はもうかかわりあいたくないんですよ!]

王[正直に言おう。ウィークス君。君の力はあまりにも美しい。誘惑的とさえ言える。もし、無謀な賭けにでてカレコシアにでもわたる事になれば...]

ウィークス[嫌です。断ります]

王[.....申し訳ない]

兵士が出口を塞ぐ。

大使[......]

ウィークス[.....だったら、だったらこんなもんくれてやるよ!!]

ウィークスはレッドルを投げつける。

大使[ウィークス君....]

ネカロパ[ま、待て!]

王[君と契約を結んでいるそうだが、他の者でも使えるのかね?]

ネカロパ[ジジイの仇はどうするつもりだ!!]

ウィークス[どいつもこいつもうっせーよ!! 原因はお前だ!! お前さえいなかったら....!! じいちゃんの鎧は完璧だったんだ!!]ネカロパ[我が契約を結んだのはお前だ!! お前じゃなければ...!!]

アーバレスト マガフの目(写本、アーバンイルペ.ヒロイックエルプより抜粋あり)にレッドルについて記述追加です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ