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47話 頼っていいんだ/48話 アカシック.シーン/49話 殺してでも(47話タイトル改変、合併)

カレコシア兵士[ナ、ナイトゼアーが....]

ピス[うおわああ!!]

ピスは光弾を1発射し、無人らしき建物を爆発させる。それを見てカレコシアの兵達の行動決定した。

カレコシア兵士[引けええーーっ!! 退却だあ!!]

カレコシア兵士達は退いていく。

ピス[もういいよギュスさん]

ブルールは解ける。


ピスはウィークスの元へ駆けつける。ウィークスは座って気絶していた。街の人々は歓声をあげている。ウィークスを半壊した建物に寝かせる。


N.ジェイ[どういう事?]

ウィークスの体には軽い火傷こそあったものの、医者を必要とする程の怪我はなかった。

N.ジェイ[あんたら一体何者なの? 人間なの?]

ピス(おかしい....レーザー兵器でも鎧が吹き飛んでしまっていたのに、あれだけの大爆発でこの程度なんて....)

ピス今までの事をN.ジェイに話した。


N.ジェイ[....凄い経験してきてるわねあんた達]

ピス[なんとかこの街で情報を集めたかったんだけど....]

街人はとにかく物資の調達に奔走している。

ピス[それどころじゃないか...]

ウィークス[もう夜か...]

N.ジェイ[!]

ピス[ウィークス、どう? 体は]

ウィークスは起き上がる。ピスが支える。

ウィークス[いつっ...ありがとよピス。倒したんだなあれを...]

ウィークスはナイトゼアーの残骸に目をやる。

ピス[スゴかったよウィークス! ドガガガーって!]

ピスはウィークスの連打の真似をする。

ウィークス[.......]

ピス[ウィークス?]

ウィークス[俺はお前を過小評価してたんだ。もっと頼ってよかったんだな。すまんピス]

ピス[ううん....いいんだ]

ピスは少し照れる。

N.ジェイ[2人共無事で満足満足♪ ピス、情報が欲しいって言ったわね]

ピス[は、はい]

N.ジェイ[なら今度は私らの番よ。明日そういうのに詳しい人を紹介するわ]

ピス[え! ほ、ホントですか!?]

N.ジェイ[任せな! 伊達にバッソウで生き抜いてきちゃいないよ! 色々と借りもできちゃったしね...]

ウィークス[やったなピス。ありがとうおば...名前何だっけ?]

N.ジェイ[N.ジェイよ。明日ツネツネな?]

ウィークス[わ、悪かったってもう...]

N.ジェイ(ありがとな、この街の英雄だよあんたらは)

ウィークスは街を見渡し.....目をつむった。


翌日


N.ジェイに連れられ、バッソウから少し離れた所にある一軒家につく。N.ジェイはキョロキョロする。

N.ジェイ[誰にもつけられてないわね...よし]

ウィークスとピスは顔を見合わせる。N.ジェイはドアを叩こうとしたが、その前に扉が開く。

?[まってたわ....ネカロパの人]

ウィークス[!!]

N.ジェイ[見えたのね?]


ミス.ヘラニー....元々はカレコシア人でミラに亡命したそうだ。本名は別にあるそうだがカレコシアに狙われているため明かせないらしい。狙われる理由はアカシックシーン....要は運命を読む力のせいだそうだ。N.ジェイもカレコシアの人でミス.ヘラニーと共に亡命してきたらしい。俺達には何のあてもない。疑心暗鬼ではあったが、聞くことにしたんだ。


ミス.ヘラニー[私の能力は元々は[黄金]と呼ばれていました。それが数千年の時を経て形を変えて受け継がれてきたといいます。そして常にネカロパの近くにあったとも....]

ウィークス[.........]

ミス.ヘラニー[あなたの精神はネカロパに犯されてきています]

ピス[!]

ミス.ヘラニー[それは自身でも感じてきているはず。強大になっていく力と共に....]

ウィークス[.....ああ]

ミス.ヘラニー[結論を申し上げます。そちらの青い宝玉であれば壊せる可能性はあります。現時点の科学力をもってして可能でしょう]

ピス[そ、そうですか!]

ミス.ヘラニー[しかし、ウィークスさん...でしたね?]

ウィークス[はい]

ミス.ヘラニー[あなたはネカロパに汚染され過ぎている。宝玉の破壊はあなたの精神の破壊をも意味する]

N.ジェイ[!!]

ピス[え...]

ミス.ヘラニー[分かって....いたわよね? さきの戦いで....]

ウィークス[.......]

ピス[ウィークス.....!]

ミス.ヘラニー[ですが方法が1つあります]

ウィークス[!]

ピス[な、何ですか!? 教えて下さい!!]

ミス.ヘラニー[アルフォリアのエイロウの丘へ行きなさい。この世ならざる者に騎乗したこの世ならざる者との邂逅があなたの運命...ネカロパの運命を大きく分ける事になる。私に言えるのはそれだけです....]


静寂が流れる。


N.ジェイ[ヘラ...]

ピス[そこへいけばウィークスは助かるんですか?]

ミス.ヘラニー[それは....]

ピス[どうなんですか!?]

ミス.ヘラニー[.......]

ミスヘラニーはうつ向く。

ピス[ヘラニーさん!!]

ウィークス[もういいピス]

ピス[良くないだろ!!]

ウィークス[俺が選んだ道なんだ。全てはあの時決まっていた....]

ピス[諦めんなよ....]

ウィークス[ピス....]

ピス[諦めんなよ....!]

ピスは涙ぐみウィークスの両肩をつかみうつ向く。

ミス.ヘラニー[.....ネカロパ様、あなたにも言っておかねばならない事があります]

ネカロパ[話しかけてくんじゃねえよ]

ミス.ヘラニー[智ある人間を食す以上あなたに安楽なる死は訪れません。赤い海の故郷と同じ過ちを繰り返す事でしょう]

ネカロパ[....赤い海?]

ピス[僕は信じない...他の方法を探そう、ウィークス]

ウィークス[邪魔したな]

ウィークスは出ていく。ピスも後を追う。

N.ジェイ[.....見えたものを言っただけなんだから、あんたが気にする事....!]

ミス.ヘラニーは涙を一粒ながす。

ミス.ヘラニー[彼はもう彼じゃなくなりつつあるわ。唯一言える事が....死の救いだなんて....]

N.ジェイ[あんたが気にする事ないよ、成るべくしてなる、それが.....]

N.ジェイは押し黙ってしまう。


ピス[待ってウィークス! 行っちゃだめだ! この世ならざる者って言ってた! きっとネカロパを...宝玉を壊す者だよ!!]

ウィークス[殺してでも行く]

ピス[!!]

2人の間に沈黙が流れる。ピスはゆっくりとウィークスの前に立ちふさがる。

ウィークス[どけ]

ピスは力強い目でウィークスを見る。

ピス[どかないよ!! ウィークスのお陰で仇が討てたんだ!! 今度は僕がウィークスを助ける!!!!]

レッドルを装着したウィークスの裏拳がピスの顔面当たり、ピスは吹っ飛ぶ。瞬時にブルールを装着していたが、兜は破壊され、ピスは気を失う。

N.ジェイが出てくる。

N.ジェイ[あんた....!]

ウィークスからレッドオーラが溢れだす。

ウィークス[う...あ...]

レッドオーラがウィークスを中心に渦状になる。鎧は変形していき、かつてのアイッドのように、重装甲化する。

N.ジェイ[ウィークス....?]

ウィークスは四つん這いで走り去る。


ウルズヘッド兵[ヘッド!! 追跡者からの報告です!!]

ウルズヘッド[ついにきたか....]

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