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4話 星喰いの友

かなりイラつく少年ですが今は許してやってください。

道中ーー馬車の中、大使の横でウィークスは爆睡していた。そうしているとキャニーについた。兵士[おい、起きろ。キャニーに着いたぞ]

ウィークス[んあ....腹減った...]

兵士[......]

大使[とりあえず腹ごしらえといこう。ぎょうしゃ、君もだ]

ぎょうしゃ[へい...]


4人は料亭で料理をほうばる。

大使[ほう...するとその赤い宝玉は赤い鉱石だったのか]

ウィークス[うん、話もできるんだ]

兵士[何?]

大使[話....!?意思を持っているのか!]

ウィークス[あれ?聞こえないの?ネカロパ~]

ネカロパ[バ、バカモン!チラチラばらすな!我の声はお前以外には聞こえん!]

大使[ネ、ネカロパ...!?]

大使が青ざめる。

兵士[ネカロパと言えば...伝承にある、星喰いの事か!]

大使(何と驚いた....最大最強の敵を味方につけている事になるこの少年は!)

ウィークス[分かった分かった....]

大使[うん?どうした?]

ウィークス[あ、いや、何でも....]

ウィークスにとっては、他人の言葉よりも仇を討つ力をくれたネカロパこそが信頼に値する。

ネカロパ(下手に喋って復活しようとしてんのがバレたら面倒なことになりそうだからな....それにこのアーバレストの力は国に収めるべき代物ではない)

ウィークスはそれ以来貝になった。

大使(むう....)


翌日ーー


出発しようとしたところぎょうしゃがいない。

大使[マレー(兵士)呼んできてくれないか?]

マレー[はっ]

マレーは宿のぎょうしゃの部屋へと向かう。

ウィークス[あの~....]

大使[ん?何だね?]

ウィークス[1つ言っておくけど、お礼もらったらあんた達とはもう...関わらないから]

大使[....ネカロパの意見かな?]

ネカロパ[!]

ウィークス[ち、違うよ!あまりかかわりあいになりたくないんだ]

大使[ふむ....まあ、城に着いてから....]

マレーが飛び出してくる。

マレー[2人共!伏せろ!!]

宿の玄関から弓矢が翔んでくる。

大使[!!]


一瞬だった。


ウィークスの意思とは無関係にネカロパは瞬時に鎧と化し矢を防ぐ。

ウィークス[お....おう!助かったよ!]

ネカロパ[礼とやらでお前には長生きしてもらわねば困るからな]

大使[マレー!どうなっている!?]

マレー[ぎょうしゃは殺されていました!あの男に殺られたもようです!]

肌が透き通るような白さの男が出てくる。

大使[カレコシア人か!]

カレコシア人[ちいっ....]

マレー(狙撃か!?)

カレコシア人[成る程な、レッドル!アルフォリアには近づかせん!]

ウィークス[レッドル....?]

ネカロパ(ブルールから伝わっていたか!)

カレコシア人は背から矢を取る。ウィークスは瞬時に鎧を装着しカレコシア人に向かう。

ネカロパ[待て!ウィークス!]

ウィークス[うるせえ!!じいちゃんの....!?]

飛んできた矢が鎧に付着した瞬間爆発する。

マレー[うわっ!!]

大使[くっ....]

その煙の中、ウィークスは鎧のまま無傷で立っていた。

ネカロパ(ブルールの案にしては安易だな....)

カレコシア人[ば、ばかな!!]

うしとらの影響も大きいな。

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