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41話 弱肉強食/42話 サポート (合併)

ブルーオーラが消し飛ぶ。

ピス[ウィー...クス...]

ウィークス[ピス!]

ピスは倒れる。


ピス[......]

ピスは静かに目を開ける。

ウインレイの街、貸家を一時的に借りていた。

ウィークス[どうだピス、気分は]

ウィークスはコーヒーを飲みながら聞いてくる。

ピス[ウィークス...どうなったの?]

ウィークス[バスコーは死んだよ。仇を討ったんだピス!]

ピス[違うよ! ギュスさんは....?]

ウィークス[....遺体は見つかっていないけど...多分、ギュスさんは]

ピス[.....死んだ? 死んだのウィークス ギュスさん死んじゃったの?]

ウィークス[ネカロパも俺もそう感じている。だけど....]


ピスは挙動不審になる。


ピス[僕が....僕...!!]

ウィークス[ピス、その宝玉をよく見るんだ]

ピス[!]

枕元にブルールがある。

ウィークス[ギュスさんはブルーオーラを抑えてくれている。お前が悲しんでたら同じようにギュスさんも悲しいんだよ....!]

ウィークスは心の間での事を思い出していた。

ピス[......]

ピスはブルールを見つめる。

ウィークス[バッソウに向かおう]

ピス[え...?]

ウィークス[俺は元々バッソウに向かうつもりでいた、レッドルを壊すために。一緒に行こうピス。ブルールも壊してギュスさんを解放してやるんだ]

ピス[バッソウ...]


その晩、ピスは窓から星を眺めていた。


ピス(みんな....仇は討てたよ。でも僕の勝手で大切な人を死なせてしまった。僕は..行かなくちゃならない!)

その頃ウィークスの部屋では....

ネカロパ[まさかここへきてヴァースが協力してくれるたあな...あのナンタラヘッドが言ってたように運命ってやつを感じざるをえねえな]

ウィークス[....お前さ]

ネカロパ[あ?]

ウィークス[復活してどうすんの?]

ネカロパ[はあ?]

ウィークス[この世界にお前を理解してくれるやつなんているか? ずっと宝玉でいればいいじゃねえか]

ネカロパ[あのね..わしは]

ウィークス[.......? 何だよ]

ネカロパ[いや...わしは人間を喰らう為に復活するのよ。餌に理解してもらう必要ねえのよ]

ウィークス[ちっ...契約破棄とか出来んのかよ]

ネカロパ[そんな事してどうなる? 我を埋めるか? 海に投げるか? つまらん幾千年をまた過ごす事になるなら我は...]

ウィークス[....!]

ネカロパ[ふん..どんな手段を使おうと必ずお前を喰らって復活してみせるわ]

ウィークス[お前もしかして....生物を喰らわないと生きていけないのか?]

ネカロパ[それがどうした?]

ウィークス[(何て事はねえ....人間だって魚も肉も食べる。こいつはこいつだ生きるのに精一杯なのかもな)だがよネカロパ、どんな生物だって補食されまいと徹底的に戦う。どんな生物だって...誰だってな!]

ネカロパ[くくっ...人間ってやつあつくづく....喰うのがもったいなくなってくるなおい]

ウィークス(ギュスさん俺は...あんたの分までピスを守ってみせるよ。この化け物を利用してでもな....)


翌日


ウィークス[準備は出来たかピスー]

ピス[待って、歯磨いてるんだ]

うがいの音が聞こえた後、ピスが来る。

ピス[ok、荷物も持ったよ]

ウィークス[じゃあ行くか(大丈夫そうだなピス)]

ピス[うん!(行くよ、ギュスさん!)]

2人はウインレイを出た。


1日目夜....


岩かげで焚き火をたいていた。ウィークスはウインレイで買った地図見ていた。

ウィークス[2日あれば着くっていってたな。今ここで...よし、いいな]

ピス[どんな街なのかなバッソウって]

ウィークス[欲望の街って言ってたな。なんでもカジノとかいう金を金に変える装置があるらしい]

ピス[ええ!? 魔法じゃん!]

ウィークス[ただ100セラが1セラになる世界とか何とか...]

ピス[損じゃん...変な街]

ウィークス[少なくとも俺たちには関係ないな]

ウィークスは地図を閉じる。

ネカロパ[右後ろだウィークス...隠れてるぞ]

ウィークス[え?]

砂の中から矢が飛んでくる。レッドルが瞬時に装着され防ぐ。

ウィークス[なん!?]

砂の中から男が出てくる。

?[な、何で装着してんだ!?]

その男は逃げていくが、ウィークスはレッドオーラを爆発させて男に飛びかかる。

?[ううっ!!]

男はウィークスに馬乗りになられる。

ウィークス[どこのモンだ言え!!]

男の右手のタトゥーに気づく。

ウィークス[ウルズヘッドか...!]

ピス[!!]

男[ヴァイチングタイガーの仇を我々が黙って生かしておくとでも思ったか!? この我々誇り高いウルズメンバーが!!]

ウィークスは男の首を掴む。

男[殺すならころ...]

ウィークスは男の耳元で叫ぶ。

ウィークス[いいかよく聞け! ギュスさんは...ヴァイチングタイガーはブルールを中から抑えてくれている! その俺たちを狙うという事はヴァイチングタイガーへの侮辱だ! 伝えとけ! お偉いさんっていうより仲間にな!!]

男[......]

ウィークスは男を解放する。男は走り去る。レッドルの鎧が解ける。

ウィークス[事情も知らねえで...どうするピス、乗り込んで力ずくで説明してやるか]

ピス[いいんだウィークス...殺したんだ僕がギュスさんを。だから狙われるのも当然だよ。それよりウィークスはいいの? 僕と一緒にいれば奴らは...]

ウィークス[ば~か、俺達3人は一蓮托生よ。生きても死んでも常に一緒さ。俺が守ってやるよ、ギュスさんと一緒にな]

ピス[.....うん]

ピスは嬉しかった。だが戦力にならない自分が足手まといになるのが怖かった。

ピス(戦い以外だったら....宿から食料、服でもマッサージでも...全力でサポートしよう)

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