29話 宇宙
ウィークス[アイッドはどうなっている!]
ブルール[イルサ、ゲンケイハナイガナ]
ウィークス[.......]
ブルール[コイツノロックヲオマエハハズシテクレタ、カンシャシテイルヨ....サテ、ジョジョニヒキダシテイクトスルカ!!]
ブルールは刃先がビーム状になっている槍で襲いかかってくる。
ウィークス(速い!?)
エックス[くっ!!]
その時 ブルールの槍が弾かれる。
ブルール[ムッ...]
ウィークスを緑のオーラが包んでいる。
ウィークス[ネカロパ!
]ネカロパ[これだよこれえ!!]
エックスは緑に光る自分の両手を見て直感で感じた。
エックス[任せろウィークス! 守ってやる!!]
ウィークス[おおわっ!!]
ウィークスの右拳がブルールの顔面にヒットし、ブルールは吹っ飛ぶ。
ウィークス[っ....なんつう威力だこの腕....!これで溜めのショットを放ったら!]
ネカロパ[気を付けろウィークス! まだ馴染んではおらん!]
ウィークス[そんな事言ってる場合....!]
青いエネルギー弾が飛んでくる。
が
エックス[継続できるのか!?]
やはりウィークスはグリーンオーラで守られており、光弾は弾かれる。しかしそれは囮だった。ブルールはエックスへと向かっていた。
ブルール[マズハキサマダ!]
ウィークスは横からブルールに飛びかかかろうとするが
ウィークス[!!!]
一瞬の腕の痛みが反応を遅らせる。
エックス[無駄だあっ!!]
瞬時に自分へとグリーンオーラを切り替え、ブルールの槍をまたしても弾き、今度はエックスが刀で反撃に出る。
がー
ブルール[!?]
エックス[なっ....]
ブルーオーラとグリーンオーラがぶつかりあい、共鳴をおこす。
エックス[何だこれは!?]
周りが宇宙と化し、半透明のアイッドがエックスに抱きついてくる。
エックス[!!]
ブルールの槍をウィークスが蹴りあげる。
ブルール[ッチイ]
しかしブルールの眼光からレーザーが放たれる。
エックス[お、おおおおお!!]
グリーンオーラが働いていない。
かなりのギリギリ具合でレーザーをかわし、グリーンオーラを全快にする。
エックス[はああああっ!!]
ウィークス[これは...!]
またも宇宙空間となり声がこだまする。
[殺せ....殺してくれ....!!]
ウィークス[ーーアイッドか!?]
ブルール[コイツマダッ...!]
ウィークス[勝手言ってんじゃあねえーーっ!!]
ウィークスの左手から放たれる若干威力のないイモータルショットがブルールの肩を撃ち貫き、ブルールはきりもみ状に吹っ飛ぶ。
ブルール[コイツ....ネカロパノチカラヲ...!]
エックス[ハア...ハア....]
ウィークスはエックスに手をかける。
エックス[グリーンオーラを放てる時間が少ない....ウィークス、一気に決めろ!奴のオーラが増大しないうちに!]
ウィークス[分かった!]
レッドオーラが輝きだすと同時にブルーオーラもでかくなっていく。