23話 イモータルショット
メラノ族の戦士達は組織的動きをし、何とか肩のビーム兵器の射程から外れて攻撃を仕掛けるが、ライドポリスのパンチによって吹き飛ばされる。エックスがメラノ族の1人を受け止める。
エックス[はあ、はあ、おのれ....!!]
イブ[しゃらくせえ!!]
エックスはライドポリスのパンチを左腕で受けるが骨にヒビが入る。
エックス[っう!!]
イブ[お前かまとめやくは!死ねよー!]
その時!
心の間から赤い帯状の光が飛び出しライドポリスの頭部分をかすめる。
イブ[!?]
ライドポリスは大きく揺れる。
長老[お...おお....]
エックス[ウィークス....!!]
トランクス一丁のウィークスが出てくる。
エックスは笑みがこぼれる。
イブ[ウィークス!?.....こんなところで....どういう事!?]
ウィークスは右手に赤い光を溜め込み、するっと
イブ[!?]
そう、するっと懐にはいりこむ。
そしてその右手でアッパーを繰り出す。
イブ[くっ!!]
ライドポリスは僅かに浮かび上がるが、それでもへこんだだけだ。
イブ[くううっ!!]
ウィークスにむかってライドポリスはパンチを振るが、すんなりかわされる。そしてそのままウィークスはエックスの近くへいく。
エックス[大丈夫なのかお前....!]
ウィークス[もちろん....それよりも皆さんを外に出してくれ]
エックス[何?]
ウィークス[ネカロパの力を出すにはここは狭すぎる。 そう皆に伝えてくれ]
エックス[.....致し方あるまい!]
エックスはメラノ族を外に誘導しだす。
イブ[馬鹿どもが! いかせるかいーーー!!]
レーザー兵器に光が集まり出した時!
エックス[うおらああーー!!]
巨大なオブジェの槍を発射口に投げつける。するとレーザーは拡散してあちこちの岩で爆発する。
メラノ族[きゃああーー!!]
エックス[伏せるないそげえーー!!]
イブ[化け物がっ....]
エックス[ウィークス! 頼む!!]
エックスも去っていく。
ウィークス[.........]
ウィークスにネカロパが装着される。
ネカロパ[もうお前を縛るものは何もねえ! 思う存分暴れろウィークス!!]
ウィークス[うおああああああああーーーーーーーっ!!!!!!]
その赤い光を帯びた咆哮でノッドラ遺跡は地響きをおこす。
イブ[三文芝居がアアアアアアっ!!]
レーザーがウィークスに向けて発射される。
ウィークス(いける!!)
ウィークスはアーバレストを出現させレーザーを弾き飛ばす。
イブ[なっ!!]
拡散したレーザーはライドポリスにも当たり、よろける。
ウィークス(硬いな)
イブ[くっうう!!]
よろけ転びそうになるところから、無理矢理ブースターでジャンプし、上からウィークスに襲いかかる。ウィークスはアーバレストでパンチを受けるが、先のレーザーでアーバレストはボロボロだったためアーバレストは砕け散る。
ウィークス[!?]
ネカロパ[ウィークス!!]
着地したライドポリスは更に逆の拳を繰り出してきて、ウィークスは直撃を受ける。
ウィークス[っあ!!]
壁に叩きつけられ、鎧も上半身砕け飛ぶ。
ウィークス[...くっ...うっ...]
ネカロパ[もっと我を解放しろ! 無限ともある力をくれてやる!!]
ウィークス[ネカロパアアアアアアっ!!]
ウィークスは赤く光る。
イブ[死ねよーっ! 貴様さえっ....貴様さえっっ!!]
ライドポリスは全身をつかって体当たりしてくる。
ウィークス[せえのっ!!]
ウィークスは右の拳でライドポリスの頭部分にカウンターを放つ。恐ろしい光景だった。鉄の塊の突進を右拳で止めたのである。
がーー
ウィークス[つああーーっ! くっ!!]
拳ではなく右腕が全体的に複雑骨折する。
イブ[調子にのったわね犬があーっ!!]
ライドポリスの頭部にヒビがはいる。
イブ[えっ....]
モニターにもヒビがはいる。ネカロパは見逃さなかった。
ネカロパ[止まったあウィークス!! いけええええっ!!]
ウィークス[これが!!]
ネカロパ(これが!)
ウィークス[ネカロパだあああああああああっ!!!!!!]
左拳から赤い帯状のエネルギーが発射される。それはライドポリスを貫通(物体の内部に対する衝撃)吹き飛ばし、ライドポリスは
イブ[あうっ!!]
天井にぶつかり落ちてくる。
ネカロパ[これが....イモータルショットだ....]
そのエネルギーはウィークスの左拳にまた急速に戻ってくる。
ネカロパ[踏ん張れよウィークス!!]
戻ってきた衝撃でウィークスは左に180度回転して吹っ飛び倒れる。ウィークス[うづあっ!!.....はあはあはあはあ......]
それでもライドポリスは煙をあげているだけで、外傷らしい外傷はない。全面部が剥がれ落ちる。中にイブがいた。
ウィークス[ーーー!?]
ウィークスは目を疑った。
ウィークス[ラン....さん?]
ウィークスは痛みを堪えて近づく。