21話 じいちゃん....!
心の間修養編はこの回で終わりです。
次からは当分バトルの連続なので宜しくお願いします。
イブ[凄い熱気ね....]
イブは鍛冶場を見せてもらっていた。
レイザー[ええ....私達の力があればこその、ですよ]
イブ[(....もし、レッドルを破壊しそうな武器、もしくは兵器が無ければこのまま帰る事も考えないとね)....あの、あそこは?]
そこには厳重の2文字が書かれてあるドアがある。
レイザー[あ、あそこは駄目ですよ。もし入ったら同族でさえ命の保証は出来ませんから]
イブ[何か強力な武具でも?]
メラノ族[お答え出来ません。次に行きましょう]
イブ(追撃するべきではなかったわね。監視の目が厳しい今は難しい....もっとこいつと仲を深めてからね....)
ーーー3週間後.....
ウィークスは時折気絶している自分に気づいた。そして....現実と夢の間でそれは現れた。赤く禍々しい姿....それは鬼のような姿だった。
?[大分研ぎ澄まされてんな....よくやるもんだぜ]
君は?
?[おいおい、我の名はネカロパ。ボケたかよ?]
そうか.....
ネカロパ[お前、戦いてえのか?]
うん
ネカロパ[何で]
カレコシアと戦うんだよ。許してはおけない。もちろんアイッドも.....
ネカロパ[迷ってんじゃねえのか?]
え.....
ネカロパ[人を殺せるかお前?]
........
ネカロパ[別に説いてんじゃねえぜ。どうだよ]
出来るよ。奴等は非道だ
ネカロパ[分からんぞ中には....お前のように仲間を殺されてアルフォリアを憎む奴もいるだろう。選びながら殺すか? 敵はまっちゃあくれねえぞ?]
....でもこれ以上アルフォリアの人が死んでいくのは.....!
ネカロパ[お前は我という強力な力を手に入れた。その意味が分かっているのか?]
....痛い事言うなお前は....
ネカロパ[フン.....]
分かっていたよ。僕に出来ることはおまえを使って皆を守ってやるだけさ.....アルフォリアの人達を.....もう死ぬのは嫌だ.....
ネカロパ[だとよっじじい!!]
えっ?
目の前にマジスが現れる。
ーーーー!!!
マジス[お前の後悔の念が強くてな....皆上がって行けなかったんじゃよ]
じいちゃん....!
マジス[お前の進むべき道をしっかりとな。影ながら応援しているよ。ネカロパ....]
ネカロパ[あ?]
マジス[ウィークスを頼むぞ...]
ネカロパ[誤解してんじゃねえーよ!]
マジスは微笑む。
マジス[さあ、行こう皆....,]
!!
ウィークスはハッと我にかえる。そこには今までと同じ光景しかなかった。
しかしーー
ウィークス[......]
妙に頭が晴れていた。
イブ[ねえお願いよレイザー。カレコシアとの決戦も近いのよ]
レイザー[駄目だって。掟は命にかえても守るんだ]
イブとレイザーは2週間で急速に近づいていた。
イブ[見せてくれるだけでいいのよ。お願い....]
イブはレイザーにすりよる。
レイザー[だ、駄目だって....]
イブ[この聖地は守られなくていいの?]
レイザー[.......]
イブ[この土地を守る為なら時には現場判断で動くこともあっていいはずだわ]
レイザー[.....もちろん、そういう理論も間違ってはいないだろうけど....]