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18話 1ヶ月

ウィークス[いえ、そういう事は何も...]

長老[ネカロパは殺戮するのみに生まれた生物だ。君の体を乗っ取るつもりだ]

ネカロパ[それは当たっているがな]

ウィークス[それは僕にも分かります。だけどこい...奴は何かを強制的にさせるとかいうような事はありません]

長老[....確かに、君からはさほど禍々しい光は感じぬが....]

?[長老]

ひときわ大きいメラノ族が入ってくる。

メラノ族[ここをどこと...!]

長老[よい....なんじゃエックス]

エックス[話は聞いた。俺もそこの坊主と同じ意見だ。あれが完成するまでは力を借りたほうがいい]

ウィークス[......]

長老[しかし危険じゃ。いつ彼がネカロパとなってしまうか....]

エックス[俺がみる]

長老[......しかしなエックス、ここがカレコシアの者にバレている以上ここも危険じゃぞ]

エックス[カレコシアの奴らなんぞレイザー1人で十分だ。なあレイザー]

レイザー[はい、任せてください!]

エックス[俺が教育した奴らはカレコシアになんぞ負けはせん。少なくともこのガキを使い物にするまではここにいた方がいい。あれを完成させる以上はな]

長老[勝手に話を進めおって...!]

ウィークス[それは僕のセリフだ! どういう事だ!?]

エックス[生きて帰すかわりにカレコシアと戦え。俺がお前を見張る]

ウィークス[なん...!]

ネカロパ[やめとけウィークス。今のお前は戦えねえ]

ウィークス[....やるつもりは毛頭ない。カレコシアと戦う事もいい。が、あんたらの都合にはあわせないぞ!]

長老[.......]

エックス[外にでろ小僧。いいな長老]

ウィークス(ばかにしやがって....!)

2人は外に出る。

エックス[鎧とやらを装着してみろ小僧]

ウィークス[小僧小僧うるさいぞ!]

レッドルを装着する。

エックス[....フン]

エックスの丸太のような蹴りを両手でガードし、パンチで仕掛けるが.....

ウィークス[!!]

またも足がガクガクして止まってしまう。ウィークスは膝をつく。

ウィークス[な....何故だあ!?]

エックス[分かったろ? 今のお前は無力だ。殺されないだけ有りがたく思うんだな]

ウィークス[ち....ちくしょう....!]

長老が出てくる。

長老[ここには心の間という場所がある。1ヶ月、時間をくれないか?]

ウィークス[え?...]


ーーーウィークスは心の間で正座し自分自身と対峙していた。


ーーー長老[心の間とはウルクレックス鉱石で出来た間だ。本来は鍛冶職人が己を見つめ直し最高の仕事をするための間でエネルギーの流れを回復する効果もある。君も1ヶ月....あれば十分に回復するだろう]

エックス[それでも俺には手も足もでないだろうがな....]


ーーーここは酸素が薄く非常に蒸し暑い。一日中正座で水面を見続けるのは辛い....だがもう一度戦えるのならば....今は信じるしかない。


ーーー夕方


?[水と食事よ。喉が乾くと思うけど我慢してね]

エックスの妻、ミラウが来た。

アーバレスト マガフの目(写本、アーバンイルペ.ヒロイックエルプより抜粋あり)にエックス、ヘランの記述追加。

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