208話 炎床(後編)
狂暴性と後悔の間で揺れ動くカーレントが徐々にアース.オブ.ザ.チルドレンの本懐に迫っていきます。
まあ今回はボロボロになってるだけですけど。。。
グローリアは焦っていた。
グローリア[はあはあはあ]
レーザーガンを構える。
グローリア[こういう機会を待っていたのか炎床!]
炎床(ギリギリまでいたぶってやる。誰もが僕の力を認めざるを得ないようにな)
グローリア[OOOOOOOOOOOOO!!]
グローリアは叫びながらレーザーガンを連射するがフランクスヴェールはそれを反射し
グローリア[う!?]
グローリアの視界が遮られる。
炎床[間抜けがああ!!]
炎床は一気に近づきグローリアのアゴを手のひらで打ち抜く。
グローリア[こっ.....!]
グローリアの体が宙に浮く。
カーレント[ぐっ.....]
炎床[うだらあああ!!]
そこへ炎床は回しげりを放ちグローリアはバチバチと火花を散らせながら吹っ飛ぶ。
グローリア[うっ...ぐっ....]
カーレント[はあ....はあ....]
カーレントは炎床に悟られないよう、ゆっくり起き上がる。
炎床[さてチルドレン君!]
炎床は素早くカーレントを見る。
炎床[だいぶお疲れのようだな?]
炎床は指を振る。
カーレント[........]
炎床[....案ずるな]
炎床はグローリアへ走り出す。
カーレント[....リア!]
炎床[まずはこの出来損ないをぶっ壊してからだ!!]
グローリア[!]
炎床の前げりをグローリアは両腕で防ぐが火花と共に両腕にヒビが入る。
グローリア[生意気ナ奴メ!]
グローリアはそこから炎床にタックルをするが、びくともしない。
炎床[口をつつしめええええええええええ!!]
炎床のヒザゲリで腹が破壊され、さらに右の正拳突きでグローリアの胸の表面装甲が破壊されたと同時に吹っ飛ぶ!
グローリア[がはあ!]
グローリアはオイルを胸から流す。
炎床[肉まで売ったくそ機械が....それで俺より弱いんだもんなあ!!]
パーン!!
カーレントはレーザーガンを炎床に発射したが、やはり通じない。
グローリア[ウガアアアアアアア!]
グローリアは立ち上がり、炎床に左ボディーパンチを放つ。
炎床はそれを受けきったうえで、右腕をからませ折り飛ばす!!
グローリア[........]
左腕がプラプラと繋がっている。
炎床はそのままその腕を掴んでグローリアを一本背負い投げる。
グローリア[カハッ!]
そしてグローリアの頭を何度も繰り返し踏みつける。
カーレント[.........]
カーレントはただ観ているしか出来ない!
扉の向こうにはスペリアル兵が集まっていた。
ビッグローが無線で指示している。
ビッグロー[まだ解除出来んのか!?]
スペリアル兵[申し訳ありません!]
ビッグローは後ろのビブラエルに訪ねる。
ビッグロー[そんなに大層なプロテクトなのか?]
ビブラエル[ええそれはもう....閉じた瞬間にプロテクトがかかったようですな。45分は見てもらわんと]
ビッグロー[お前がそう言うなら相当のモノなんだろうな(しかし何故王は直接命令を出してこない? チルドレンを死なせてしまうかもしれぬというのに)
グローリア[ぐうっ!!]
グローリアは腹を蹴られ、高くはねあがる。
炎床[まだ10分か]