表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
150/173

186話 我に輝け 聖域バーミントガム4/187話 我に輝け 聖域バーミントガム5

ジラン[オーキッーーーー]

オーキッド[ーーーーーーーッ]

ジランが何か叫んでいるが聞こえない。

ベルチが一斉に集まり、サイ.ビーと共に3人を囲む。


カーレントはN.ストリームで踏ん張る。


GOAAAAAAAAAAAAAAAAAA.......


スペリアル補給線。

ヨバンナ[何だ....!?]

遠くの方角で巨大なきのこ雲が上がっている。


ゴオオオオオオオ.....

爆風で森は吹き飛び、弱ったウィザも飛ばされていく。

ポピュガを中心に大地は大きくえぐれ、轟音が止んでいくと同時に空が赤く晴れ渡っていく。

ポピュガ[はあ.....はあ.....]

ポピュガもまたダメージを受けていた。

いくら熱に耐えうる肉体とはいえ.....

ポピュガ[ーーーーー!!]

翼のなくなったデュアロが宙に浮いている。

ポピュガ[ば.....ばかな... そんな!]

デュアロ[ブフッ....]

デュアロは大量の血を口から吐き出す。

熱で90%が焼け焦げた体は、落ちていく。

ポピュガ[は.....あ、当たり前だ...余の....本気だぞ.....]


オーキッドはデュアロの胸に手を触れる。

ジラン[死んでいるか?]

オーキッド[ええ、時間がない。こいつを媒体にして直接3をおろす]

ポピュガは座ったまま向こうを向いて喋る。

ポピュガ[死体に降ろしてどうする]

オーキッド[結構です王。こいつの体は地球から大量のN.ストリームを引き出し黒に変えている。80%以上の一致を見せるはずだ....!]

ジランは疲れきったポピュガをちらっと見る。

ジラン(身なりはガキでもハフの男か.....先程の力、確かに凄まじいものがあった。だが)

ポピュガ[はあ....ふう....]

ジラン(周りが無能ゆえの独りよがり。3が現れればハフ、スペリアル、チルドレン全てに片をつける。勝利は揺るがない。悪いな、王様よ)


フェニックスはソウル.ド.ボルケーノに着く。

フレア[何じゃ!?]

コクピットが開く。

アロー[エックスを出してくれ! 渡したい物語があるんだ!]

住民が集まってくる。

フレア[名を名乗られよお客人!]

アロー[連合...いや、ウインレイ軍所属のアロー.ボイエン.テーラーだ! ジ.エンドが暴れている! エックスを出してくれ!]

フレア[....エックスはもう向かった!]

アロー[え!?]


その4時間前ーー

エックス[皆さん、お世話になりました]

フレア[よく耐えた....誇りじゃよ、お前はわしら全員の]

エックス[ありがとうございます]

トーギャンの顔色がすぐれない。

エックス[....どうしたトーギャン]

トーギャン[........]

フレア[トーギャン、言ってもよいぞ]

トーギャン[エックスさん....厳しい修行を経たあなたにこんなことを言うのも酷です]

エックス[何でも言ってくれ]

トーギャン[.....いえ、つまらない事です]

エックス[俺は弱くなっているんだな?]

トーギャン[!!]

エックスも気づいていた事だった。

ある程度の年を経た男がオーラを高めようとするのは難しい。

むしろ衰弱しているとでも言ったほうが的確だろう。


エックス[だからどうした]


みんなキョトンとなる。

トーギャン[.....だから、どうした?]

エックス[あなた方と暮らした経験はなにもオーラだけで測れるものではない。技術1つとっても実に有意義な時間を過ごさせてもらった。俺は全てを知った上で礼を言ったまでだ]

フレアは目を閉じる。

トーギャン(純粋な....水のように適応し過ぎている。やはり彼は戦いというものに向いていない)

フレア[そうか....ならばもう何も言うまい。それとエックス]

エックス[はい]

フレア[今回突然修行を中断したのは訳があってな]

エックス[....何でしょう?]

フレア[連合軍の使いという者が来てな、戦力の為にエックス、お前が必要だと]

エックス[.......]

フレア[ソル隊長率いるバビロンという装甲車が単独でスペリアルに向かったらしい]

エックス[なに!? 単独だと!?]


フレア[スカイバイクとやらでバーミントガムへ向かった!]

アロー(まずい)

コクピットが閉じきるのを待たずにフェニックスは飛び去る。

アロー[!]

フェニックスにガタがくる。

あちこちがガタガタと震え出す。

アロー[もってくれよ....!!]

フェニックスはトップスピードでバーミントガムへ向かう。


ジラン[ん?]


................


ジラン(気のせい)

DON!

ジラン[!?]

オーキッド[地震?]

ジラン[いや、一定周期の地響きだ、スペリアル!!]


ズオオオオオオオオオオ.....

戦艦10隻に相当する巨大兵器{ナイトベアレーゼ}が大地を歩いてくる。

足は8本ついており、ボディには2000砲に及ぶレーザー兵器がつけられており、主砲として巨大レーザーカノン[メナス]が装備されている。

コクピット。

テラミネ[相手はジ.エンド、チルドレンだ。No.3と見られた奴はいなくなったが....慎重に行くぞ]

バラリアン[ああ。このプロトタイプ、無事に国へ返すぞ]


スペリアル本国、ヴォケイショナル城。

ビッグロー[チルドレン用に再調整したワイルドポリス改はNo.3と見られるものには全く通用しなかった。今現在の状況を打開するためにはナイトベアレーゼしかあるまい]

ガラーン[しかしゾーンには未知の領域がある! まだデータがとれ....]

ビッグロー[前線で戦っている兵にああもこうもあるか!]

ガラーン[.........]

ビッグロー[王の許可もとれている。戦いの事は我々に任せてお前たちはドラッキー理論の解明を急げ!]

ガラーン(原始人に何をいっても無駄か.....)


ブアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

ナイトベアレーザから放たれる無数のレーザーは森を焼いていく。

ジラン[げほっ....オーキッド! まだか!?]

オーキッド[コンタクトは出来ています! しばらく....!]

ポピュガは立ち上がる。

ポピュガ[余はもう行くぞ]

ジラン[..........]

ポピュガ(ウィザ.ラキ、どこかに飛ばされたか。ちくしょ....!?)

BAGUA!!

目の前が爆発し、ポピュガは吹き飛ばされる。

ジランがポピュガを受け止める。

ポピュガ(くっ....情けない、余が....)

ポピュガはジランの手を振り払う。

ポピュガ[今度はお前らが余に力を貸す番だ]

ジラン[.........]

ジランはオーキッドを見る。

ジラン[なんなりとお申し付け下さい]

一斉にベルチが森に散らばる。


カーレント[ベルチか!]

ベルチはカーレントを無視してすどおりしてく。

カーレント[.......?]


レーザーが雨の様に降り注ぎ森は燃えていく。

デュアロの体がドクンドクンと波打つ。

ジラン[うおおおおお! 限界だオーキッド! ここはもう!]

炎と爆発に囲まれる。

オーキッド[もう少し! もう]

その時


カーレント[!!]

周りが宇宙と化し、地球を背にする。


テラミネ[ん?]

ZUDOAAAAAAAAAAAAAA!!

大きなN.ボールがナイトベアレーゼに滑空するように直撃する。

バラリアン[光!?]

ナイトベアレーゼのレーザーが止む。


ジラン[あの光....チルドレンか!]


サイオウ[ふう....ふう....スペリアルの新兵器か。艦長達はどこにいるか、隠れて探していたかったが仕方ない]


金色の爆煙が止む。

テラミネ[.....損害無し。目標、チルドレンだ]

バラリアン[了解]

サイオウ[なに!? 無傷なのか!!]

BOOOOOOOOO!!

ナイトベアレーゼから発射されたレーザーが束になって一斉にサイオウへ向かう。

サイオウ[!?]

サイオウの目の前が光で包まれる。

かわしようもない。

サイオウ[ま、まだあああああああああ!!]

ドゴオオオオオオオオオオ!!

サイオウの後方から放たれてきた巨大なレーザーがナイトベアレーゼのレーザーにあたり大爆発を起こす。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ