168話 カバの奇襲作戦
だらだらと長い間奏すいません。ここからまたジ.エンドに対しての行動が始まります。サイオウがいないと不安ですね.....正直サイオウがここまで頑張ってくれてたとは意外でした。確かサイオウはチルドレンの中では最弱なんですが.....どうすんのお前ら?って感じです。
ソル[ジ.エンドの住みかと思われるバーミントガムへ奇襲をかける!]
ヴァイト[!]
ソル[国はウィザ君を反逆者として認定した!]
マレー[な、何だと!?]
ソル[きけえ!!]
マレー[......]
ソル[ウィザ君がジ.エンドと協力してゲートを開き仲間を復活させるのは最悪のシナリオだ。それを防ぐためにも早急な奇襲作戦がたてられた]
ソルはスクリーンを降ろす。
スクリーンに地図が映る。
ソル[建前上ジャラヴ王はそのように発表したがこの作戦を我々に指揮させるというのは理由が2つある。1つは単純に戦力上だ。今回の作戦は言ってみれば暗殺だ。マレーが聞いた通りだとしたら敵はもはや1兵卒にどうこうできる問題ではない。チルドレンを筆頭に取り敢えずジ.エンドは叩く! 後は即刻の退却だ。弱ったジランとゲート生成しているジ.エンド、オーキッドなら仲間が出てくる前に短期決戦に持ち込めば勝算は十二分にある]
ソルは地図に指差す。
ソル[まずはここから都市ハイライズまでエレジーでいく。そこで水陸両用巨大装甲車バビロンに乗ってイスカラブ監獄で補給する。そこからスペリアル大国に海上から上陸しバーミントガムを叩く!]
ヴァイト[簡単に言うけどよ...]
ソル[諜報部員から連絡は来ている。手はずは整っている]
N.ジェイ[でもさ、その...バビロン? どれくらいの人が乗れるの?]
ソル[乗車メンバーはマレー.ラキ、デュアロ.ウーンディッド、そしてナナン、医療班....後は私とカーレント.メディアスだ]
ライライ[か、カーレント.メディアスじゃと!?]
カーレントが出てくる。
ヴァイト[おいおい....]
カーレント[レパードはなりを潜めた。俺はあなたたちに協力する]
ライライ[い、いいのかチルドレン。君のお父さんは....]
マレー[.......]
カーレント[ここで観ていたら父さんに叱られます。ニラックさんの分まで....戦います!]
ライライ[.....そうか]
マレー[すまないが俺は信用出来ない。またレパードやプロイドが現れたらどうするつもりだ]
カーレントはペンダントを手に取る。ロケットにサイ.ビーの写真が入っている。
カーレント[ヴィディ先生の案です。完全とは言えないでしょうが、2つの人格を抑える事が出来ると思います]
マレー[.....]
ソル[理解してくれマレー。ここは私が判断する]
マレー[了解隊長....!]
ソル(キレてるな...)
カーレントは申し訳なさそうな顔をしている。
ソル[2つめの理由はウィザ君の出処進退を我々に任せたという事だ]
マレー[どういう事です....!]
ソル[いかすも殺すも我々次第....保護して真実を聞き出せば反逆者の汚名から英雄として称えられる事もあるだろう]
ライライ[なるほどの...実質ウィザ君救出作戦という事か!]
マレー[当たり前です、ウィザはジ.エンドに手を貸すような奴じゃない!]
ライライ[う、うむ、そうだな]
N.ジェイ[やめなよマレー、心配してるのは皆一緒なんだから....]
マレー[.....すいません、老師]
ライライ[いいんじゃよ、わしも若ければな....]
N.ジェイ[それにしてもさ、あまりにも急で...]
デュアロ[俺は行かないぜ]
ソル[.....]
バンプート[兄貴....]
ソル[君はチルドレンだが私の艦では民間人の位置だ、断る権利はある。だが困るな!]
デュアロ[俺にあのサイオウの真似をしろってんだろ? 冗談じゃねえ。強制するってんなら俺達兄弟は降りるぜ]
ヴァイト[おいてめ...]
バンプート[何いってんだよ兄貴! もしかしたら英雄になれるかもしれねえんだぜ!俺達みたいなのがーー]
デュアロがバンプートの襟首を持ち上げる。
バンプート[あ、兄貴]
デュアロ[まだわかんねえのかこのポンコツが!! あんなバケモンどもの戦いに放り込まれるんだぞ!? 国の奴隷にでもなるかよ!! 生き残れると本気で思うかよっ....!!]
バンプート[あ、兄貴ごめん、そんな]