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162話 3つの顔

遅くなってすいません。

レパード[貴様....!]

レパードはN.ブレードをニラックへ向けようとするが、ヴィディが気になりN.ブレードを消す。

ニラック[私はもう2度と!!]


ニラック[王の命令だ...やむえん、撃て!]


ニラック[2度とおおおーーーーーっ!!!]

ニラックはレパードを背負い投げする。レパードはN.ドライブを装着し体を守る。

レパード[ちっ、おお!]

レパードは下からニラックの腹を蹴る。ニラックは窓から外へ吹っ飛ぶ。

ヴィディ[や、やめいレパード!]

レパード[先生には関係がない!]

バシャア!!とガラスを突き破って再度ニラックがレパードにつかみかかる。

レパード[な.....]

レパードは傷だらけのニラックに首を絞められる。

ニラック[ち、近...近づ....]

ヴィディ[ま、まずい! 出血量が]

ニラックの暗き目にレパードは押される。

レパード[物事には終わりがあるんだから誰だって何かを手に入れる権利がああああ....]

レパードはニラックの手を力づくで解いてゆく。

レパード(ち...力が出ないのか!?)

レパードはヴィディを見る。

レパード[先生ええ!! 向こう行ってくれえええ!!]

レパードはニラックをフックで殴る。

ニラック[だっ...キイイイ!!]

レパードは狭い室内でハイキックを放つとみせかけミドルキックでレパードの脇腹を蹴る。

レパード[!?]

ドライブが消えている。

レパード[かっ]

レパードは右の足ばらいでニラックを倒そうとするが、ニラックはそれを受けながらレパードに飛び付く。

レパード[!!]

ニラック[うああああああああ!!]

ニラックはレパードにヘッドロックをかけるがレパードはニラックをバックドロップで後ろに投げつけようとする。

レパード[!?]

ヘッドロックがスッと外れ、レパードは勢いのまま後ろにたおれる。

レパード[づう!!]

そこへニラックが馬乗りになり、レパードを殴り付ける。レパードはガードする。

ニラック[やらせ...るか....やら...せ.....]

ニラックの拳の降り下ろしがレパードを叩きつける。

ヴィディ[も、もうやめい2人共に!]

ヴィディが割って入ろうとする。


レパード[いや、もういい]


ヴィディ[!]

ニラックは力のない拳でレパードをぺしぺしと叩いたあと、手が止まる。レパードはニラックを押し退け立ち上がる。

レパード[はあ...はあ....正直、冷や汗をかいたがな]

ニラックはガラスで喉を切っており、出血が激しい。ウィザがニラックに駆け寄ろうとするがヴィディが止める。

ウィザ[離して!]

ヴィディ[レパード....止めるんじゃ]

レパードは小さなN.ブレードをサイオウに向ける。手が震える。

レパード[先生頼む、ここからきえてくれ....でないと楽に死なせてやれないこいつを!]

レパードはサイオウにN.ブレードを降り下ろす。

ウィザ[止めてえええ!!]

ニラックがレパードの足を引っ張る。

レパード[このっ...!]

レパードはニラックを蹴りあげる。ニラックは壁にもたつくように立ち上がってしまう。レパードは再度サイオウにブレードを降り下ろす。ニラックは壁を蹴り、サイオウの上に飛び出す。

レパード[!!]

ブレードはレパードの背中、心臓の真後ろに刺さる。

ヴィディ[レパアアアアアド!!]

レパード[は....は....?]

レパードはヴィディを見たあと飛び出していく。

ヴィディ[くっ!!]

ヴィディはニラックに駆け寄る。

ニラック[サ...サイオウ...ま...は....?]

ヴィディ[無事じゃ!傷ひとつない! お前のおか....]

ニラック[そ、そう....]

ニラックは安堵の笑みを浮かべ目を閉じる。

ウィザ[先生! オペの準備をしてき...!]

ヴィディはニラックの頭を撫でる。

ヴィディ[急所じゃ...]

ウィザは口を手で覆う。

ヴィディ[....やっと、やっとサイオウのおかげで治る見込みがみえてきたものを....]

サイオウはニラックの血で汚れていた。


レパード[ハア、ハア、ハア]

レパードは立ち止まって両手を見る。

????[よう]

レパード[!!]

レパードはドライブを装着し、ブレードを現す。


ヴァイトが立っている。


ヴァイト[俺もまだまだ現役でいけそうだな。だがまずその前によ、てめえの事情ってやつをききてえな。拷問してくちい割らせてもいいんだがよ]


ヴァイト.ブレス.ギラ.....


戦場で息のかかる間合いに入ると即死するという噂から[ブレス]の名が冠せられた。素行から英雄とは程遠い男だが、数少ないウィークスの覚醒前を知る人物である。


ウィザが駆けつけてくる。

ウィザ[どうしてよ! どうしてなのよ!!]

ヴィディがウィザを押さえる。

ヴァイト[よし、よく押さえてろじいさん!]

レパード[先生! 俺に近づくな!!]

レパードのドライブが消える。ヴァイトは手袋で長刀を振る。鞘が畑に飛び刺さり、オリエンタルソードが現れる。

ヴァイト[どら、あいつが目覚めたっていうチルドレンの味見をしてやる]

ヴァイトは両手で刀を持ち、構える。

レパード[....誰でも殺すさ! 家族の為ならなああ!!]

レパードはブレードを突き刺すようにヴァイトに突っ込む。

レパード(基本の構え。一歩ひくか!?)

ヴァイトは片足一歩分後ろに退いて剣の切っ先を僅かに下げる。

レパード(突き...だよなああ!!)

レパードは右足で左に飛ぶ。

ヴィディ[読まれちょる!!]

そしてそのまま回転しながらヴァイトを斬ろうとする。

レパード[!?]

ブレードは刀に当たり止まる。ヴァイトは刀の刀身を持ち、ブレードを防いでいた。

レパード[頑丈な手袋だな]

ヴァイト[オーソドックスだな、名前負けかよ]

ヴァイトはそこから旋風のように回転する。レパードはブレードで防ごうとしたが

レパード[なーー]

ヴァイトは刀を手放していた。ヴァイトはレパードの後ろに回る。レパードはヴィディを見る。

レパード[あんたがいなければーーー]

ヴィディ[ヴァイト! ま...]

ヴァイトはレパードに後ろからスリーパーをかける。

レパード[が...か....]

ヴィディ[待ってくれヴァイト! 違うんじゃ!!]

ウィザが前に出る。

ウィザ[あの人はサイオウさんの部下だったの!! 病気で苦しんでいて....やっと治るかもしれなかったのに!!]ヴァイト[わりいじいさん! こいつはダメだ! チルドレンの失敗作だよ!!俺はもう殺すからよ!!あの世でニラックに詫びろクソガよおおおーーーーっ!!!]

と、その時

ヴァイト[.......]

レパードの手に黒いN.ブレードが現れる。

ウィザ[えっ]

ヴァイト[んんのお!!]

ヴァイトは思いっきりレパードを蹴飛ばし離れる。

レパード[ジエンドが....父を...助け.....]

レパードが振り替える。

ヴィディ[プロイド....!]

顔つきが険しくなっていた。黒いオーラが立ち上がる。

ヴァイトが長刀を持っているのはフェイクです。雑魚相手には長刀でそのまま切り捨てますが、隊長クラスの相手には超接近戦で戦います。相手によって長刀は防御用(フェイク)、攻撃用と変わる訳です。

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