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158話 焦がれ焦がれて9

????[アロー! アローって!!]

アロー[ん...?]

デュアロがアローに馬乗りになってアローの耳を塞ぎ、顔で空が見えないようにしている。

アロー[お前何...!?]

デュアロ[チルドレンがジ.エンドと戦っている!! 俺はこれから支援しにいく!! ほら! 耳塞いでろ!!]

デュアロが手を離すと変な言葉が聞こえてきて頭が熱くなる。

アロー[ああ!?]

アローは両耳を塞ぐ。

デュアロ[絶対空観るんじゃねえぞ!! いいな!!]

デュアロはオーラダッシュでサイオウの元へ向かう。


アロー[......]

アローは立ち上がり歩き出す。


サイオウ[らあああああーーーーーっ!!]

フットライト[かあああああーーーーっ!!]

2人は獣の様に戦っている。

サイオウはフットライトの首もとに噛みつき

フットライト[おああ!?]

左右にブンブン振りながら地面に投げつける。フットライトは一回転して着地し、サイオウにN.B.ブレードを投げつける。

サイオウ[もうなあああ!!]

サイオウはオーラジャンプをしてかわすが、そこへフットライトは蹴り上がってくる。

フットライト[!!]

サイオウはN.ボールをみにまといフットライトを弾き飛ばす。フットライトは廃墟の瓦礫に突っ込む。

フットライト[ハア...ハア...]

起き上がろうとするフットライトの前にサイオウが立つ。お互いボロボロだった。無数のアザ、傷、汗....

サイオウ[........]

フットライト[....どうしたい、追撃の場面じゃ....ねえのかい]

サイオウはあぐらをかく。

フットライト[.......]

サイオウ[悪かったな、N.ボールを使っちまって]

フットライト[悪い?]

サイオウ[あんたはあの蛇みてえなのを使えねえのによ]

フットライト[ああ、その事か]

フットライトもあぐらをかく。

フットライト[これは戦争だ。勝者が正義なんだよ。何でも使えよ]


サイオウ[なあ]


フットライト[....何だよ、疲れてんだよ]

サイオウ[お前ら何でこんな事してんだ?]

フットライト[.......]

サイオウ[俺よ、分かった事があるんだよ]

フットライト[何だよ]

サイオウ[アルフォリアの奴らと肩並べて戦って....まだ違和感はあるけどよ、すごい充実している]

フットライト[......]

サイオウ[あんな疑問だらけの戦争よりよ、お前ら相手の戦争の方が気分がいいんだ]

フットライト[お前はそうだろうな。アコーディーと共存出来るような奴だものな]

サイオウ[何でアコーディーの事を知っている?]

フットライトは地面に手をやる。

フットライト[ああ、ほんとにな...]

ヅドン!! とフットライトの蹴りでサイオウは回転しながら吹っ飛ぶ。

サイオウ[づおっ!?]

サイオウは側転して止まるが、フットライトの追撃がサイオウのボディーに入る。

サイオウ[が....]

そしてハイキックで地面に叩きつける。

フットライト[お前らを感じていた]

フットライトはサイオウを踏みつける。

フットライト[暗闇の底からお前達2人を]

サイオウはフットライトの足を取り、倒そうとするが、フットライトは手でサイオウの顔を何度もはたく。

フットライト[アコーディーは既にB.N.ストリームに覆われていた。侵食されていた!]

サイオウはフットライトの腕を取り、下から腕ひしぎ十字固めをかける。フットライトは足でサイオウの後頭部を蹴る。

サイオウ[のおっ!!]

サイオウの腕が揺るんだ所でフットライトは腕を引き抜き、ジャンプし、サイオウをおもいっきり踏みつけようとするが、サイオウはゴロゴロと回り回避。立ち上がる。

フットライト[何故それとチルドレンが融合出来る!? 理解させてくれ僕に!!]

フットライトのジャブをサイオウはオーラダッシュで大きく回りながらかわし、フットライトの背後をとる。フットライトの後ろげりがサイオウの腹部をけるが、サイオウはかまわずフットライトにスリーパーをかける。

サイオウ[そう願ったからだろ...]

フットライト[.......]

スリーパーのダメージは全身に散るため、基本的にこの状態でのサブミッションは通用しない。

フットライト[あひいいいいいーーーーっ!!]

フットライトは背負い投げの形になり、自分事サイオウをロケットのように地面に叩きつける。DON!と大地がえぐれる。

サイオウ[フウ...ハア...げほっ]

サイオウは血を吐く。

フットライト[願い...か]

フットライトは目から黒い血を流す。

サイオウ[ど、どんなによ...絶望的でも...願いを忘れなけりゃあよ...何にも考えねえよりは....充実した結果があるって...あいつを見て思ったんだよ...]

フットライト[そいつの名は?]

サイオウ[ウィークス....幼ねえチルドレンさ]

フットライト[.....そうか]

フットライトは笑みこぼす。

サイオウ[なあ、分かりあえねえか俺達?]

フットライト[サイオウ....]

サイオウ[事情を話してくれよ...俺達に願ってみてくれよ。答えを返せるかもしれん....]


フットライト[....]


フットライトは空の顔を見上げる。その巨大な顔の目はギョロリとフットライトを見て、呟きを止める。

フットライト[ジ.エンド.オブ.レインボウはな....全員、アース.オブ.ザ.チルドレンだったんだ]

サイオウは起き上がる。

サイオウ[....何だって?]

フットライト[その時代のジ.エンド.オブ.レインボウと戦った。今と逆の状態だな]

サイオウ[ま、待ってくれ! 何? どういう事だ!?]

フットライト[ほんとにな...きっと歴代の奴らもこうして生まれ変わりながら戦い続けてきたんだろうよ]

サイオウ[ジ.エンド.オブ.レインボウは...俺達だった、という事か....?]

フットライト[よう後輩。事態が飲み込めただろ? 俺達はあの時確かにジ.エンド.オブ.レインボウを倒した。所が....]


天の巨大な顔が歌い始める。


サイオウ[!?]

フットライト[そうだ...あの時...あの時....!!]

フットライトの胴回し回転げりでサイオウは4回転して吹っ飛び、転げ回る。

サイオウ[ギアっ...ま、待て...]

右手を骨折する。

フットライト[もう俺達はレスtoレスには戻りたくねええええええーーーーっ!! この地球から全てを解放してやる!!]

サイオウ[は...話合うんだフットライト....負けるな....負けないと願うんだ...!!]

フットライト[うおおおおああああああああああああーーーーーっ!!]

フットライトの突撃をサイオウはオーラジャンプでかわし、サイオウはそのまま巨大な顔へ飛ぶ。

サイオウ[お前だろおおおおおーーーーーーっ!!]

フットライトが追いかけてくる。

フットライト[ダアアアアアアアアアアーーーーーーッ!!]

フットライトの連打をサイオウは連げりで弾く。サイオウはフットライトの腕を足で取り、グルンと一回転して、フットライトの背後をとる。

サイオウ[ちょっと寝てろてめえ!!]

フットライトはN.ボールを背後からくらい、地面に激突する。

サイオウ[ハアハア]

サイオウは飛ぶ。全力で飛び続けるが、いつまでたっても顔に近づかない。

サイオウ[ハアハアハア!]

サイオウは両手にNボールを作り出す。

サイオウ[やろおおおおおおおーーーーーっ!!]

全力で投げつけるが、それはいつまでたっても顔に届かない。途中でN.ボールは射程距離を外れ、爆発する。

サイオウ[はあっ...はあっ....]

顔はオペラのような歌い方をしている。

サイオウ[いい加減にしろおおおおおおおおーーーーーっ!!]


ゴアッ!!


サイオウ[!!]

地上から飛び出てきたシャムがサイオウを飲み込んでいく。

サイオウ[ーーーーー........]

直径20m程のB.N.ストリームのレーザーは宇宙外へと飛んでいく。サイオウは落ちる。N.ストリームが消えていく。

フットライト[よ、よくやったシャム....]

フットライトはゆっくりサイオウに近づく。

フットライト[分かりあえるはずねえ...あんな事知って分かりあえるはずがねえ!お前ら地球の恩恵の中にいるやつらにはああああああああ!!]

フットライトのB.N.ブレードがサイオウにふりかかる。


デュアロ[ジャアアアアアアアアアアアーーーーーーッ!!]


デュアロがフットライトに体当たりするが、フットライトはよろけるだけだ。

フットライト[うるせえ雑魚があああ!!]

フットライトはデュアロをまず仕留めようとするが、フットライトとデュアロの間をレーザーが突き抜ける。フットライト[!?]


アロー[やっぱあたんねえ!]


フェニックスに乗ったアローが手動でフットライトに狙いをつけている。


フットライト[このこなくそどもがああああああーーーーっ!!]


デュアロはフットライトに抱きつく。

デュアロ[やれええええアローオオオオオオオオオオ!!]

フットライト[邪魔だあ!!]

レーザーカノンの照準がフットライトにつく。フェニックスは動力部がイカれており、エネルギーの生成が出来なくなっていた。

アロー[....ぶれる]

最後のレーザーカノン!

フットライトはデュアロを投げ飛ばす。デュアロは2km程飛んでいく。


デュアロ[がはっ!]

デュアロは海上を跳ねていった後、海に浮かぶ。


フットライト[!!]

レーザーがフットライトを包んでいく。

アロー[当たった....当たったぞデュアロ!!]

アローは思わずコックピットを出る。


フットライト[ウオオオオオオオオーーーーーッ!!]

それでもフットライトは耐えるが、巻き込まれるようにして吹っ飛んでいく。


アロー[オオオオアアアアアアアアアアアアーーーーーッ!!]

両拳を握りアローは雄叫びをあげる。


フットライト[く...そ...が....]


生きていた。


アローには見えないが、生きていた。右目が潰れ、左足の靭帯、首の骨折、それでも生きていた。

フットライト[ころ..す]

フットライトは飛ぼうとするが、何かがフットライトの足首を掴む。

フットライト[サイ...オウ...]

サイオウは泣いていた。

サイオウ[すまん...力...に...なれなくて....]

サイオウの体が光始める。

フットライト[.....!?]

命を燃やす...その言葉通りサイオウは

フットライト[オ...オオオオ]

自らの内部からNボールを爆発させた。ZUDOOOOOOON!!と地響きが起こり、直径1Km程の大爆発がおこる。

アロー[え?]

サイオウのセリフで誤解があるといけないので。

別に以前のジ.エンド.オブ.レインボウが自分だったと言っている訳ではありません。

フットライトを見て[お前らは俺達だった(チルドレンだった)のか]という趣旨で言ってます。直せればいいんですが.....なるべく再現を目標にやってますのでご理解下さい。

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