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144話 グラヂュアリ/145話 グラヂュアリ2/146話 グラヂュアリ3

ナナン;3年前、ウィークスを誘惑しカレコシアに連れていく使命をもってウィークスと接触。現在はパオライアンと共にグラヂュアリで働いている。

イソール.ヒラハン;元カレコシア所属の飛空挺部隊指揮官。

パオライアン;元カレコシア軍所属の指揮官。ナナンの直属の上司にあたる。

マスカード.ピーナー;カレコシアでアイッド.カラスの補佐をしていた老人。

ニラック.ドルトン;元ガレオラ副領主。サイオウの部下としてブラック捕獲作戦を指揮した。

私設武装組織グラヂュアリにはナナン、マスカード、イソール、パオライアン、ニラックが在籍していた。

マレー[ほ、本当ですか!?]

ヴィディ[ドラゴンの生態についてはグーリーから報告を受けておる。任せい]


グラヂュアリ.....


グーリーの師であるヴィディによって立ち上げられた人道支援団体。時には武力公使も視野に入れて活動している。


そこへニラックがくる。

ニラック[あ、あの...サイオウ様は?]

ソル[ん? サイオウなら後から合流すると連絡を受けているが...何か?]

ニラック[い、いえ...]

ニラックは立ち去る。


艦の掃除をしているバンプートにナナンが話しかける。

ナナン[あの....すいません]

バンプート[ん? なんだいあんた]

ナナン[グラヂュアリの者ですけど....この艦にウィークスって人、乗船してませんか?]

バンプート[ウィー....ああ、いたなそんな奴]

ナナン[ほ、本当ですか!? 今どこに....!]

バンプート[死んじまったよ]

ナナン[!!]

バンプート[死体は見つかってねえけど....まあ死んじまったろうな]

ナナンをパオライアンが支える。

パオライアン[消えろ貴様!!]

パオライアンが睨みをきかせるとバンプートは素早くいなくなる。

ナナン[うそ....あいつが....]

パオライアンは複雑な気持ちだった。


デュアロも軽いケガをしており、治療を受けていた。

バンプート[兄貴]

バンプートはオニギリをもってくる。

デュアロ[ありがとよ....]

デュアロは危機感をもっていた。バンプートは自分にしか心を開かない。もし今度のような事があって自分に何かあったら....

デュアロ[なあ、バンプートよ]

バンプート[ちょっと失敗したかなあ?]


デュアロ[.....いや]


デュアロはおにぎりにがぶりつく。

デュアロ[ばっちし]

デュアロはOKサインを出す。

バンプート[へへ...]


そしてグラヂュアリの一角で.....


レパードは金を医師に渡す。

レパード[どうですか?]

医師[変わりありません。小康状態ですよ]

レパード[はい....]

レパードはベッドに横になっている老人の頭を撫でる。レパードの父、サイ.ビーは植物状態だった。生命維持装置にて人口心肺で生きているに過ぎなかった。医師とヴィディが向こうで話し合う。

医師[どうしますかねえ.....]

ヴィディ[ほっとけ。彼の金で患者も救われとる。わしらのする事は選択肢を提示するだけよ。あんまり首突っ込むとやっていけんぞ?]

医師[その発言もどうかと....はは]

仕事以外、レパードはサイ.ビーの傍らにいた。


フットライトは愕然としていた。オーキッドはレスtoレスのゲートへ向けているB.N.ストリームを6分の1、ジランに向けている。

オーキッド(無理もない.....チルドレン以外の者にやられてはな)

フットライト[あまりにもイレギュラーが多すぎる....どうなっている?]

オーキッド[はい?]

フットライト[.....オーキッド、3はいつ出ていらっしゃる?]

オーキッド[5にもさいていますし、エレジーの活躍もありましたから.....もうじきとしか答えようがありません]

フットライト[3が出てくる前に最後の下位Noのオレが片をつける。傷が治り次第即な....!!]

フットライトの体からB.N.ストリームが沸き上がる。


翌日


ヴィディ[おーい、ドラゴンの手術終わったぞー]

ウィザとマレーが走りよってくる。

ヴィディ[神経はぜーんぶ繋ぎよったわい。まあ回復力がよく分からんが....安静にしてりゃあ良かろう]

マレー[あ、ありがとうございます....]

ウィザ(神経を繋いだって....)

そこへライライも来る。

ライライ[あんた本当に人間か? チルドレンの類いじゃな]

ヴィディ[だからスポンサーも乗ってこんな組織たちあげれたんじゃよ。凄いじゃろ?]

ライライ[返す言葉もない]

ヴィディ[それとウィザちゃん]

ウィザ[は、はい!]

ヴィディ[君はグーリーと一緒なんじゃなあ]

ウィザ[え?]

ヴィディ[あやつも純気をコントロールするまでに1年を要した。君も訓練すれば、もっと治癒力を高められるんじゃないか?]

ウィザはヴィディに詰め寄る。

ウィザ[ホントですか!?]

ヴィディ[う、うむ。その為にはイメージが必要じゃ]

ウィザ[イメージ? それだけで....?]

ヴィディ[いやいや、侮ってはいかんよ。治すというイメージを固める為にグーリーは....]

ウィザ[私頑張る!!]

ヴィディ[んお?]

ウィザはマレーの手を握る。

ウィザ[うん! イメージなんて簡単よ!! 待っててねお兄ちゃん!!]

ウィザは走っていく。

マレー[お、おい...]

ヴィディ[げーんきな娘っ子だなあ]

マレー[....ヴィディ先生、色々とありがとうございました]

ヴィディ[うんにゃうんにゃ]


ヴィディは立ち去り、通路のベンチに座る。タバコを吸っていると、隣にライライが座る。

ヴィディ[ふうー.....何じゃじいさん、気色悪い]

ライライ[あんたよりは若いわ]

沈黙が続く。

ライライ[少々意外だったものでね]

ヴィディ[何が]

ライライ[......グーリー君の事じゃよ]

ヴィディ[ああ.....]

ヴィディはタバコを置く。

ヴィディ[.....連絡があってな]

ライライ[え?]

ヴィディ[グーリーからじゃよ]

ライライ[!]

ヴィディ[若年性アルツハイマー.....]

ライライ[......何?]

ヴィディ[泣き叫んでおった。医師としての知識をどんどん忘れていくとな]

ライライ[.....そういう事か。そうじゃったんか....!]

ヴィディ[だから言ったんじゃ。医者である内に医者として死ねとな]

ライライ[!?]

ライライはヴィディの襟首を捕まえ持ち上げる。

ライライ[なんて事を言っとるんじゃお前は.....事態も把握せんからに!!]

ヴィディ[分からんよ、あんたにわしらの気持ちはな。でもな....]

ヴィディは涙を浮かべる。

ヴィディ[もう少し言い様があったと.....後悔しとるんじゃ....]

ライライ[あんた....]

ライライはヴィディを降ろす。

ライライ[.....バカなじいさんじゃ]

ライライは立ち去る。

ライライ(グーリー君の師というだけあるわ。ああ、その通りじゃよ。わしには全く理解できん)


ウィザはブラックの前で祈っている。幾度もイメージを試みるが、全く何も起きない。

ウィザ(....ううん、諦めちゃだめ。もっと傷が治っていくのをリアルに思い込むのよきっと!)

ヴィディの軽いノリにウィザが嫌悪感を示すシーンや、ウィザの力について推察するヴィディのシーンカットしました。あまりウィザはヴィディの事を好ましく思っていないようです。グラヂュアリの設立経緯も省きました。要はヴィディの天才的な医学力が国をも動かして出来た組織という事です。申し訳ありません。

マスカードなんてどの話に出てきたのかさえ覚えてません......

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