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137話 偉大なる慈悲4

各間接部、首回りなどがゴールドに細く光輝き、間接部からありあまるN.ストリームを噴出する。その姿は分厚い装甲で覆われ、ロボットのようだ。

ジラン[ネ....ネイティブストリームの塊か]

サイオウ[これは...あの時の!]

サイオウの傷は塞がっている。

サイオウ[アコー....ディー...!!]

サイオウは拳を強く握る。

ジラン[こんなドライブをしまっておくとは...たかが一領主ごときになめられたものよなあ!!]

ジランはB.N.ブレードで襲いかかる。


ブラック[フウ....再生されなくなったな。かたづいたぞこっちは!!]


ウィザ[ブラックさん! 大丈夫だそうです!]

ソル[アロー、どうだ!?]


アロー[こっちもOKだ! 再生されなきゃなんてことはない!]


ソル[よし...残りを掃討する! 外からはもう来ないらしい!]


N.ジェイは包丁でベルチを突き刺す。

N.ジェイ[バッソウの女をなめんじゃないよ! ほらどんどん来な!!]

エミィとN.ジェイは合流していた。N.ジェイは傷ついたライライを抱える。

N.ジェイ[やっちまいなエミィ!!]

エミィ[はい!!]


バンプートをトイレに隠し、デュアロは1人でベルチと肉弾戦を続けていた。

デュアロ[子供の頃は拳1つで生きてきたんだ....今更てめえらなんぞに殺られてたまんねえんだよおおおーーーー!!]


エレジー艦内はベルチとの戦いが続いていた。遠くでN.ストリームが沸き上がる。

ブラック[サイオウか....?]

ブラックは歩いてそこへ向かう。

アロー[輝き....]


ジラン[そんな....こんなバカな事が....仕組まれて?]

ジランのブレードはサイオウのアーマーに当たる度に吹き飛んでしまう。

サイオウ[もらったああああーーーーてっ!!]

サイオウはN.ストリームで薙刀を造る。

ジラン[くっ!]

ジランは後方にオーラダッシュするが、薙刀の振り払いがジランの胸をかする。ジランの胸からB.N.ストリームが沸き上がる。

ジラン[ええい....しかたあるまい! ドライブを!!]

ジランはドライブ身にまとい、空へ飛ぶ。

ジラン(何とか空中から奇襲....何!?)

サイオウはN.ストリームをバーニアのように噴射し、空を飛んでくる。

ジラン[ぬけぬけとおおおおーーーっ!!]

サイオウ[逃がさねえんだよっタボがあああああーーーーっ!!]

サイオウの薙刀とジランのブレードが打ち合うがブレードは吹き飛ばされる。

ジラン[ハアハア!]

サイオウ[いやあああああああああああーーーーっ!!]

ジランはドライブを爆発させる。

サイオウ[!?]

ジラン[ぐふっ...]

その爆発力で薙刀をかわし、地面に落ちる。サイオウのアーマーにヒビが入る。

サイオウ[....ジラン、この世とも終わりだな!!]

ジラン[はあ....はあ....]

ジランは太陽を見る。

ジラン[フフフ....ハハハハ....ああ、私の敗けだよ。認めるよ.....悔しい、実に悔しいよ....]

サイオウ[....最後は一気に断ってやろう!!情けではないがなあ!!]

ジラン[私はな!!]

ジランからB.N.ストリームが爆発するかのように吹き上がる。

サイオウ[!?]

サイオウは距離をとる。


ソル[なんだ...!?]

B.N.ストリームは雲をつかんばかりに高く舞い上がり、渦となっていく。辺りが暗くなる。

ヘラニー[な、何事.....これは!?]


ベルチとして散ったB.N.ストリーム、そしてエレジーを襲っていたベルチがジランの元へ集まりだす。


エミィ[はあ...はあ...]

N.ジェイ[や、やった....やったよエミィ!きゃーっ!]

N.ジェイはエミィを抱き締める。


デュアロ[フウ...はあ...]

デュアロはトイレのドアを背に座り込む。顔が晴れ上がっている。


グーリーは外を見る。

グーリー[....いいのか? 終わったんですか!?]

サイオウ[......]

サイオウは不安にかられる。

ジラン[もう俺に後退はない....最後の! 最後のジ.エンド.オブ.レインボウの力を見せてやる....ウルガミットとは一緒にするなああああああああああーーーーーーーっっっっっっっ............]

ジランに集まったB.N.ストリームは形を成していく。と同時にジランは白髪となり、肉がなくなっていく。B.N.ストリームは人の形となり、体中に赤い文字が浮かび上がる。そして真っ赤な2つの目だけがサイオウを睨む。

サイオウ[....??]

ジラン(これが俺の....エセンスだ.....行け、リアルベルチ.....お前は無敵だ....)

ジランは親指をたてた後、目を閉じる。リアルベルチには口や耳といったものはない。体中の文字と目だけである。

サイオウ[.....え]

サイオウはズドン!と地面にぶつかる。

サイオウ[!!??]

リアルベルチの足が見える。

サイオウ[こ、このっ..!]

サイオウは薙刀を振り回し回転しながら起き上がる。リアルベルチの腕をわずかに斬るがリアルベルチはサイオウのアーマーに右の正拳突きを入れてくる。

サイオウ[あごっ!?]

ヒビが入り、衝撃はサイオウまで響く。

サイオウ[ぐああい!! たかが置き土産によおおおおおーーーーっ!!]

サイオウの薙刀の連突きをリアルベルチは手でさばき、オーラジャンプをして飛び膝蹴りをしてくる。サイオウは上空へ吹っ飛ぶが、態勢を立て直す。

サイオウ[おぐっ!!]

リアルベルチの肘がサイオウの背中に入る。サイオウは地面に激突し、めり込む。

サイオウ[くっ...速いな...もっと正面に捉えねば....]

サイオウが飛び出すとリアルベルチが目の前にいた。

サイオウ[オオオオオオオオオオオオオ!!!]

リアルベルチのパンチを薙刀の柄で弾き、そのまま胴体を斬る。そしてリアルベルチに体当たりをし、吹っ飛ばす。リアルベルチは巨大な岩を貫通し、海に落ちる。

サイオウ[ハアアアアアアアアアアアーーーーッ!!]

サイオウは薙刀の先に大きなN.ボールを溜め、海に放つ。大きな輝きと共に大爆発が起き、海水が吹き上がる。

サイオウ[や、やったか...!!]

サイオウの下の海からリアルベルチが飛び出してくる。

サイオウ[!!]

サイオウは薙刀を振りかぶる。リアルベルチの上半身は薙刀で消し飛ばされる。しかしリアルベルチの足がサイオウの足を蹴る。

サイオウ[いっ! こいっつ!?]

再生したリアルベルチの上半身からB.N.ストリームで出来た拳が10発程サイオウに発射され、兜が吹き飛ぶ。

サイオウ[どちらさんだよてめえーーーーっ!!]

サイオウは空中でバク転してリアルベルチを蹴りあげる。確かに簡単に吹き飛んでしまうが、すぐさまリアルベルチは再生する。

サイオウ[ジラン....?]

サイオウは薙刀にN.ボールを溜めたまま斬るが、リアルベルチは蹴りを薙刀の柄に入れ、止める。サイオウは薙刀を消す。するとN.ボールはリアルベルチに落ち、直撃する。弾けとんだB.N.ストリームはサイオウに弾丸のように打ち込まれ、アーマーがヒビ割れていく。

サイオウ[こいつよお! ほんとてめえ...っ!!!]

サイオウはやたらめったらに薙刀で斬りまくるが、サイオウの後ろでリアルベルチの腕が再生される。その腕はサイオウの後頭部を強く殴打する。

サイオウ[っーー!]

兜が半壊していた為、脳震盪を起こし、頭から血が流れる。薙刀が消える。リアルベルチは再生し、表となったサイオウの頭に拳を叩き込もうとする。そこへレーザーカノンが来てリアルベルチは吹き飛ぶ。

アロー[サイオウか!?]

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