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130話 ネカロパと共に..../131話 ショニアス(前編)/132話 ショニアス(後編) (131話と132話タイトル改変)

船頭[あ、ありがとう! あんたの超能力はやっぱすげえーよ!!]

船員[本隊が高い金を払うだけあるな....]

レパードはジランに目をやる。ジランはB.N.ブレードを出そうとするがレパードは座り込む。

ジラン[.....何故隙を見せる。分かっているんだろ俺の事を]

レパード[俺は依頼をこなすのみだ。お前がチンピラだろうがジ.エンド.オブ.レインボウだろうが関係ない]

ジランは唖然とする。

ジラン[フ....ハハハハ....地球の子よ、今一度死んだぞ貴様!]

レパード[.........]

ジラン(あんな巨大な物を一瞬にしてN.ストリームに変換した....俺のB.N.ストリームをベルチに固定する力と真逆の能力だ。今の俺の状態では厳しいか....)

ジランは横になり空を見上げる。

ジラン(B.N.ストリームを前にしてその本能すら働かないか地球の子よ。腐れきっているな....今、危険をおかして仕掛ける必要もあるまい)

船員[???]

ジラン[これ以上人類を地球のオモチャにされてたまるか....ネカロパにもその取り巻きどもにも渡さん。地球は消滅するのみだ。そして苦痛ばかり生む永遠の輪廻から魂たちは解放されなければならない。分かるか地球の子。俺達の思念思想が....]

レパード[知らんな...]

ジラン(地球もとんでもない奴を選んだものだ!)

ジランは腹の底から笑う。


ベーオはヴァイオレッドの本部へ入り、ヒーリングルームへウィークスを寝かせる。

ベーオ[出迎えがない...?]

ベーオは急いでメギバールの元へ向かう。

ベーオ[!?]

メギバールはレッドオーラとなり消えかかっていた。

ベーオ[ど、どうなされました!?]

メギバール[失敗したなベーオ.....お前のように独立した核を持たない我々はネカロパ様が消滅されればレッドオーラの固定がなくなる....]

ベーオ[そ、そんな!!]

メギバール[ネカロパ様....]

メギバールはレッドオーラとなり消える。

メギバール[もっとあなたと....]

ベーオ[......]

ベーオは唖然とする。

ベーオ[わ....私の責任....]

ベーオははっとして走り出す。そしてある部屋に入る。

メドウ[ベーオ様....]


メドウ。

容姿は人間と全く同じで、独立した核を持つ。戦闘能力は皆無で、30体程いた。


メドウ[申し訳ありません....目の前で皆様レッドオーラに帰られてしまって....何も出来ず....!]

ベーオ[.....責任は全て私にある。ヴァイオレッドも....終わりだな....]

メドウは涙する。

ベーオ[!!]

メドウはナイフを自分の首につける。ベーオはそれを弾き飛ばす。

メドウ[ベーオ様!]

ベーオ[止めろ!]

メドウ[もう我々に生きている価値など...!]

ベーオは苦い顔をする。

ベーオ[......ネカロパ様はチルドレンの中で眠っているだけだ]

メドウ[!!]

ベーオ[時が来れば....復活する日もあるだろう]

メドウ[し、しかしメギバール様も皆レッドオーラに....]

ベーオ[いいから今はウィークス様をサポートするんだ! 諦めるな!! あの方は不滅だ!!]

メドウ[ほ....本当でございますか!?]

ベーオ[ああ! 私には分かる!!]

メドウ[よ、良かった....何としてもチルドレンには回復してもらわなければ....!]

ベーオ(嘘じゃないさ....いいや、嘘じゃない!! 生きているさ!! グレイシャが命をはったんだ! 生きているんだよネカロパ様は!!)


2週間後....

ウィークスは歩けるまでに回復していた。

ウィークス[すごいよなここの施設....よく生きてるよ俺]

ベーオ[チルドレンにとっては回復施設と言っても宜しいですね]

ウィークス[.....正直、あの時はジランに勝てるような気がしたんだがな。ジ.エンドも大した事なさそうだ]

ベーオ[.......チルドレン、あなたにあって頂きたい人がいます]

ウィークス[え?]

ベーオ[メギバール様が唯一....ここに住む事を許可した人間です]

ウィークス[人間.....? そいつが希望してここに来たのか?]

ベーオ[ええ....目的は不明ですが、メギバール様でさえ一目おかれる人間のようです]

ウィークス[ああ....会ってみてえな]


2人はある部屋に入る。

中央に男が座っている。

ヴァルゲ[.....その少年と2人きりにしてほしい]

ベーオ[だめだ。図に乗るなよ人間]

ウィークス[俺なら大丈夫だベーオ]

ベーオ[いえ、しかし....]

ウィークスとヴァルゲはもうベーオの声は聞こえていない。

ベーオ[....何かあったら叫んでください。すぐ駆けつけます!!]

ベーオは出ていく。

ヴァルゲ[よく顔を見せてほしい....]

ウィークスは吸いつけられるようにヴァルゲに近づく。

ウィークス(妙だ....なんだ?)

ヴァルゲ[君には本当に感謝している。ネカロパをほうむりさってくれて]

ウィークス[.....それは、違う]

ヴァルゲ[ん?]

ウィークス[俺を守って....俺の為に死んだんだ。そういう言い方はやめてくれ....]

ヴァルゲ[ふむ....何千年もの時を経てあの殺戮兵器も少しは丸くなったのか....]

ウィークス[知ってるみたいな言い方だな]

ヴァルゲ[自己紹介が遅れた。私の名はヴァルゲ.ショニアス。ネカロパを宝玉に封印した一族の者だ]

ウィークス[宝玉....レッドルのことか!]

ヴァルゲ[ネカロパの様子を見にここへ潜入していたんだが、なかなか自由がなくてな....ふふ、徒労に終わったな]

ヴァルゲは出ていこうとする。

ウィークス[ちょっと!]

ヴァルゲ[顔を見ておきたかったのさ、それだけだ]

ウィークス[どこへ?]

ヴァルゲ[どこかな....また旅でもするか]

ウィークス[ジ.エンド.オブ.レインボウはどうするんです?]

ヴァルゲ[どうする....? どういう意味だ?]

ウィークス[ネカロパよりもあいつらは質が悪い。人間に寄生しているようなものだ。ほっとくんですか? ネカロパさえ気にしていた人が!]

ヴァルゲは何か言いかけるが....

ヴァルゲ[......いや、やめよう。君には絶望してほしくない]

ウィークス[え....?]

ヴァルゲ[チルドレン、いいじゃないかもう.....疲れていないのか君は?]

ウィークス[疲れる....?]

ヴァルゲ[(たいした役者だよ君は....)私に出来るのはN.ストリームの使い方を教えてやるくらいだ。それでもいいなら...]

ウィークス[ジ.エンド.オブ.レインボウには負けませんよもう! それより協力を.....!]

ヴァルゲ[奢るな小僧]

ウィークス[え......?]

ヴァルゲ[戦い方を教えてやる。だが上位ナンバーに勝つには何年もの歳月をかけてN.ストリームを操れるようにしなくてはならない。お前にその覚悟があるか?]

ウィークス[上位....?]

ヴァルゲはウィークスを睨む。

ウィークス[......耐えます。強くなります!]

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