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126話 我! 不滅!!

メギバール[本来なら即刻処刑だ! 草の根わけてもネカロパ様を探し出せ!!]

ベーオ[し、しかしどのようにして....]

メギバールの顔は怒りに歪む。

メギバール[これ以上私を怒らせたいのか....!!]

ベーオ[し、失礼致しました!!]

ベーオは出ていく。

メギバール[あんな小物に託すしかないとは....メドウはメンテナンス中だしな。己...!!]

イナブン[........]


ベーオは1人白い廊下を歩いていた。

グレイシャ[ベーオ]

クリスタルでできた80cm程の人形が歩いてくる。

ベーオ[グレイシャか]

グレイシャ[話は聞いたよ。無茶だベーオ....我々は大地の上では情報も聞けないんだぞ? どう探す]

ベーオ[.....あるわけないだろアテなんて。俺達はネカロパ様の手足。身が朽ちるまで探し続けるだけだ....それになグレイシャ、今ネカロパ様を探せられるのは俺だけなんだ。こんな名誉な事はない...!]

ベーオは立ち去る。

グレイシャ[........]


グレイシャはメギバールの前にいた。

メギバール[構わん。手伝ってやれ]

グレイシャ[ありがとうございます...!]

グレイシャは立ち去る。

イナブン[宜しいのですか?]

メギバール[宜しいのですかあ? 我々はネカロパ様の手駒だ。その為に朽ちるのであれば本望.....あの程度の駒は後々の戦いに向けてもいなくて構わん!]

イナブン[はっ....]


ベーオはロイザン渓谷付近を探していた。ベーオは岩の上で休む。

ベーオ(こっちじゃないか....村で保護された可能性も否定できん。北か西なのは間違いない....海だとすれば困難になるが....)

ベーオの手足は痛んでいた。

そこへグレイシャが落ちてくる。

グレイシャ[いてっ]

ベーオ[グ....グレイシャ!?]

ベーオはグレイシャに手をやる。体にヒビが入っている。

グレイシャ[間に合った....]

ベーオ[何故ここにいる!? ヴァイオレッドに戻れ!! お前は独立した核を持っていない!!]

グレイシャ[俺は戦闘能力が低いんだ....これくらいしか出来ないだろ?]

ベーオ[グレイシャ.....]

ベーオは昔からグレイシャが自分の力の無さに苦しんできたことを思い出す。

ベーオ[......いいんだな?俺は止めないぞ]

グレイシャ[覚悟のうえだ!]

ベーオはグレイシャを背中に乗せる。

グレイシャ(数千年ぶんとまではいかないまでも....少しでもネカロパ様に報いれれば....!)

ベーオ(お願いしますネカロパ様....こいつの覚悟を聞いてやってください!!)

グレイシャの体に何か反射する。

グレイシャ[う、上か...上見ろベーオ!]

上を向くとかなりの高度に何かが飛んでいる。黒いオーラをなびかせている。

グレイシャ[あいつは....]

ベーオ[ジ.エンド.オブ.レインボウか...?]

ジ.エンド.オブ.レインボウは西に飛んでいく。

グレイシャ[どうする?]

ベーオ[宛もなくさまようよりはましかな....グレイシャ大丈夫か?]

グレイシャ[後1日程度ならいけるさ]


2人は低空飛行しついていく。

するとある洞窟の前で止まる。2人は遠くから隠れて見ていた。

ベーオ[何かありそうだが....虎穴に入らずんば虎児を得ず、か]

グレイシャ[難しい人言語しってんな]

ベーオ[まあ、変なもんと合体しちまってるしな]

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