永遠の無
掲載日:2026/05/04
足が今朝から死ぬほど痛い
きっとあまりにも歩き続けたからであろう
追われる身になって分かった事は
じっと止まっていると脅迫観念に押しつぶされそうになるという事である。
命を狙われている
それがどれほどの危機であるかなんて考えた事もなかった。
謝れば許してもらえるの類いではない。
ヤクザの金庫を私の技術でこじ開けて金品をあらたかに盗んだまでは良かったんだけど
仲間の裏切りに遭い追われる身となってしまった。
こんな事になるのなら盗みなんてしなければ良かった。
もう後の祭りである
私は近々に死ぬかもしれない
信仰は持っていないから来世の希望もない
これからひたすらの無が用意されていると考えると
あまりの恐怖に慄いてしまう。




