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第71毛 洗浄
シ「それにしても、ボールドさんはお洗濯にこだわりがあるようですね」
ボ「おうよ!!汚れってのは、否が応でも目に入る。だからこそ、徹底的に洗浄しないとな!!」
パ「…豪快な感じからは、意外かも…」
シ「いや、綺麗好きだからこそ、あんなに声を荒げていたのだろう」
ボ「ん??広場でのことか??ありゃあ、あのボウズに気合を入れようかと思ってな」
シ「というと?」
ボ「あのボウズは無能呼ばわりされているだろう?周りからの評価は気にする必要があるから、実際、そんな面もあるんだろうな。だが、それにあぐらをかいてちゃいけねぇ」
シャ「あぐら…ですか???」
ボ「ああ。無能って言われ続けたら、多少の失敗も『どうせ俺は無能だから』で片付けちまったりする。それじゃダメなんだ。逃げるのは確かに楽かもしれないが、自分自身を『洗浄』して変わらなくちゃな」
シ「なるほど…感銘を受けました。ときにボールド氏、もしうかがえたらで良いのですが、貴殿は、何かのスキルはお持ちですか??」




