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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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674/708

第671毛 各々

※第658毛 己 の続きです。



……


………



キュレルは



すくすく育っている。



生命力が強そうだ




医師に言われた。



キュレルは





エルターが見守っていてくれるだろうか。







エルター………



君は………



どうして………




ドウシテ……………………








……


………




母は偉大だ



リッチ家を裕福に



何不自由のない基盤を創り上げてくれたらしい。




父は偉大だ



そんな基盤に臆さず


自身が柱になると決意して



家族のため



このネイチャー王国のみならず、国外へも顔を広げてくださった。




キュレルは大切だ



母の『ミタマ(この場合、生命)』と引き換えのように


このセカイへ生まれ出でてくれた


よく笑い


よく食べ


よく遊ぶ



幼子として、成長に必要な環境を与えられているのは



ひとえに、父のお陰だと思う。



ただ


気の所為かもしれないけど



キュレルは時々 フッと


寂しそうな顔を見せる。



何かが足りないような


誰かを探しているような


でも


もうどこにも居ない と



分かっているような




そんな顔を見せる。




キュレル




君も





寂しいのかな




俺は







あの時




なにも




なにもできなかった。




母上は




俺のせいじゃない、と言ってくれた




けど



あんなに元気で



『生きる(活きる)チカラ』がみなぎっていた母上が




……



俺は



俺は



何かできているのか



家族のために




何かを成し得ているのか











お前は








ナニをしたいんだ?






なぁ…

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