表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

654/711

第651毛 あなたとともにあゆめたこと

ラックス「!!!?」


シャカ「……………」ギリッ



スカルプ「……な…に……なにを…言うんだい?? エルター。もう大丈夫だ。キュレルも元気に産んでくれた。ゆっくり休んで…」


エルター「あなた」


ス「…っ…」



エルター「私は……あなたと出会えて、あなたと過ごせて…とっても……とっても、幸せでした………ぅうん。過去形じゃない、幸せです」


ス「………うん……」


エルター「あなたと、ラックスと……そして、キュレルと……一緒にこれからも、幸せに生きて行きたかったけど………ごめんなさい……先に、いくね」


ラ「!?!?!?」


ス「っ……エル…ター……」



フラッ



ス&シャカ「「!!」」


レノア「!」バッ



後方へ倒れ込むエルターをレノアが支え



ゆっくりと



ベッドへ寝かせる。




ス「っ…エルター!!」ガシッ


エルターの両手を



スカルプが強く


強く握る。



エルター「……フフッ……逞しい手……。さすがは、大黒柱だね。………安心……したよ………」



スカルプ「っエルター!!だめだ!!いかないでくれ!!『ぼく』は…ぼくはっ、君がいないと………!!」


エルター「………大丈夫」ニコッ



ス「!!」



エルター「君は強い。ラックスもそう。キュレルも、きっと………。みんなで、支え合っていければ、どんな事だって、乗り越えられるよ」



ス「…っ……それでも…ぼくは……君と………っ」


エルター「……………」スッ



エルターはふと


ベッドに横たわったまま



真上


くうを見る。




エルター「…ちょっと……怖いな………でも…大丈夫か…なんてったって……あの方は、優しいから………」



ス「!?」







〚くるな!!〛






エルター「!!」




念話をしているシャカ・レノア・イヴ・ハヤメ・エリザベス・ベル・ヴィオレへも、その『声』が木霊する。




〚アナタは、そのニンゲンと一生を共にすると言っていたはずだ!!何をやっている!!まだくるな!!〛



エルター「………フフッ……相変わらず……優しいね………死の神ヘラさん………」


ス「!?なっ………」



医者「………(とりあえずオシャカ様が居る時点で理解不能な状況だが……これは、死の間際、稀に見られるという……死界とのハザマなのか………)」



エルター「……貴方のおかげで……幸せな…生を……過ごすことができたよ………。ヘラさん、ありがとう」


ヘラ・ルージュ〚っ…ふざけるな!!何が幸せな生だ!!理を外してまで得たのが、こんな刹那のものか!!生きなさい!!こちらに来るな!!!!〛



エルター「……………ヘラさん………」





シャカ「!!」リンッ



スカルプ「エルター!!!!」



ラックス「母上!!!!」







エルターは





最期に








ふたりを








エルター「………ありがとう。………愛してるよ…………」









エルター「……………さようなら………」







フッ…








ヘラ〚くるな!!!!エルター!!!!!!〛














カラ








カラカラ




カラ………













カラ………カレ…






カナ…シ………






シャカ〘お前は何がしたい〙




………カナ…




カラ………






シャカ〘……………ミテいるぞ。お前を………これからも……………〙ギリッ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ