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第62毛 仇
シ「……彼のスキルか?」
パ「公にしてないから、なんとも言えないね。ただ、怒られたりして、まさに殴られちゃいそうーって時も、なぜかうまくかわせるんだよねウィッグさんは」
シ「ふむ…可能であれば、少し話を聞きたいな。彼がダメでも、先程、約束をとりつけていた男に」
シャ「何か気になる事がおありですか??」
シ「ああ。少しな」
シゲルはウィッグへと近づく。
シ「やぁこんにちはウィッグ氏」
ウ「……??…あ、アナタは…」
パ「ヤッホ〜ウィッグさん」
シャ「こんにちは」
ウ「パンテーンさんに、エッシェンシャルルさん!…それに、勇者様、これは何というか、お見苦しいところを…」
シ「いえいえ。ときにウィッグさん、差し支えなければ、少々お聞きしたい事が…」
刹那、シゲル、パンテーン、エッシェンシャルルがその気配に気づく。
??「…黒髪」
???「今度こそ、アタリかもしれませんね」
どこからともなく、2人の少女が現れた。




