第634毛 エルターズ・オリジナル.18 前列
……………
エルター「ヘラさん!! …ひ、久しぶり………」
エリー「……………」
ヘラ「……………」ブツブツ…
エルター「……へ、ヘラさん……あのね…」
ヘラ「…なにしにした」クルッ
エルター&エリー「「!!!!」」ビクッ
ヘラ「………不死者……理に背こうとする……不届き者………なぜ……私のところへきた……………」
エルター「……ヘラさん……話を…したいなって」
ヘラ「話すことなどない!!」ゴ…
エリー「!!!! (…っ……規格外の……圧…)」
ヘラ「……お前も……しょせん……役割から逃げたがる…裏切り者だ…っ………みんな……みんな……そうやって……………」メラメラ…
エルター「…ヘラさん……」
ヘラ「出ていけ!!私の空間から、出ていけ!!!!」ゴゴゴゴゴ…
エルター「………」
エリー「………エル…不死者様、これは…」
エルター「…わかったよヘラさん………。ただね、ひとつだけ、君に伝えたかったんだ……」
ヘラ「………」プイッ クルッ
ヘラは再び後ろを向く。
エルター「………私…私ね……初めて、仮面を外したの」
ヘラ「…!!!!」
ザワッ………
エルター「…私が……その……一緒に居たいってヒトはね……確かに、私達からしたら儚い…弱い存在かもしれないけど、だからこそ……精一杯、輝いてる。…今を、懸命に生きているの。……君の前で、『生きている』なんて、失礼かもしれないけどさ…」
エリー「………(全然ひとつ…一言じゃない…)」
エルター「ごめん……ヘラさん。…私、私は、『生きて』みたいんだ………。そして、いつか、『君のもとにまた来るね』」
ヘラ「……………」
エリー「……………」
エルターは目を伏せる。
エルター「……それじゃぁ……もう、行くね…」
そして
エルターとエリザベスが
踵を返…
ヘラ「お前は、わかってない」
エルター「!?」
ヘラ「………チカラを放棄する事が、どういうことか………わかってない……」
エルター「え??」
ヘラ「……………。…………! ……………」ヘラは何やら険しい顔つきで目を閉じる。
エルター「……ヘラさん??」
ヘラ「……………。 ……今、『張本人』が来る………」
エルター「え!?」
刹那
ポゥ…
エリー「!!」
ヘラ・ルージュの左横が『紅く』光る。
そして
エルター「!!あなたは……………」
チョコン
ベル(黒猫)「……ぇえと………いったい、なんの集まりでしょうか??」アワアワ…
ヘブンヒルデの眷属、ベルが現れた。




