第59毛 遭遇
アート街を見て回る一行。
この間も、シャルルの顔色は優れないように、シゲルには見受けられる。
シ「シャルル。協力してくれるのはありがたい。ただ、ふさわしい言葉かは分からないが、今の貴殿は何か葛藤しているように見える」
シャ「あ…お気を遣わせてしまい、申し訳ございません……。」
シ「いや。ただ、無理をして私たちに付いてくる必要はないぞ」
シャ「……ありがとうございます…」
パ「…シャルル…シゲルはこんなんだけど、頼りになるよ?こんなんだけど」
シ「どこをみて言ってんだ」
シャ「…シゲル様、私事になってしまいますが、よろしいでしょうか」
シ「もちろん」
シャ「感謝致します。…私は、ご存知の通り、ダメージを自動的に回復させる『エクストラダメージケア』スキルを授かっています。このスキルは、現在も多くの紛争がある国や、難しい病を抱えている方々等、多くの場所、お人に重宝されまして」
パ「アタシもそうだけど、シャルルは回復だから、使える幅が広いんだよね」
シャ「はい。連日、様々な依頼を受け、他国に行っています。そんな中、半年ほど前になりますが、コウセイ帝国から、怪我人の救済等の依頼を受けました」
シ「ふむ」
シャ「コウセイ帝国の街中は、決して栄えているとは言えませんが、それでも、ゴウモウ王の言う通り、少しずつ復興に向かっているという印象でした。そんな折、とある雑貨屋にて、男女が身につける飾り物を、人目を気にしながら見ている女性がいました」




