第608毛 訳
ラキ「…シャカさん、ヘラさんはね」
シャカ「ヒト寄りのハンジンくん、ちょ〜っと黙っててくれるかい??♪」
ラキ「!!」
シャカ「キミの事は何となくわかった。ま、良いだろう。だけど、『理のカミ』の筆頭と言ってもいいヘラ・ルージュお嬢様が、なんでこんな『掟破りの会合』の場に、ちょこんと座ってるのかな? 非常に『気になる』ね♡」ニコッ
ヘラ「……………」
ゴーコン「………」チラチラ
ゴーコンは、シャカとヘラ・ルージュを交互に見る。
シャカ「さっきの、ラッキーボーイの話を聴く限りだと、まぁ、そこのナルキューレお嬢ちゃんのために赴いたベルさんをみかねてって理由は、まぁわかる。『理屈も通る』しね。ただ、その後はわかんないな。もういる理由ないじゃん。いくらラッキーボーイから、保険としていてくれアピールをされてもさ、ルージュお嬢様は『理のカミ』でしょ?? 今ここに居るのって、なんか違うんじゃない??♪」
ヘラ「……………」
アリガトネ「………」アワアワ
シャカ「ん〜ちょっと言い過ぎたかな??☆ 気になっちゃ」
ヘラ「…シャカ」
シャカ「ん?」
ヘラ「………あなたこそ、だいぶ『異質』な事をしている…でしょ?」
シャカ「ん〜? と、いうと??」
ヘラ「………本来、アナタも、『流転/輪廻転生』という理に基づいて、導きをしているはず……。自分のチカラと近しいもの(ヨルさんの覚醒)が出たからって、アナタなら遠方からでも『ミル』事はできるはず。…『人間道』に当てはめれば、尚更…」
シャカ「おっ、めっちゃ喋ってくれるじゃ〜ん♡ ……睨まないで♪ 続けて続けて♡♡」
ヘラ「………シャカ。アナタこそ、この場に赴いたと言うことは、私がいるのも『含めて』、理外の事をおし進めるつもりではないの??」
シャカ「ん〜♡ なんという華麗な切り返し♬ 切り返しの象徴の地だから、頑張っちゃってるのかな??」
ヘラ「……………」
シャカ「っと……チャカし過ぎか…シャカがチャカしちゃった☆ ………睨まない睨まない♪ まっ、今のヘラさんの言い分というか切り返しで、な〜んとなく分かったよ☆」
ヘラ「!!」
シャカ「どっかで、絆されたでしょ? 死の神ヘラ・ルージュ」
ヘラ「!!」
シャカ「…おそらく…テンカイ……ま、守護者あたりか。あのかたも二枚舌だからね〜☆ あ、貶してるわけじゃないよ♡ ただ、他者を『掌握する』事に関しては、随一だ。……ヘラさんなら………『仲間として頑張ろう♡』的なこと、言われたんじゃない??」
ヘラ「……………///」
アリガ「!!!?(ヘラ様が……こんな表情………)
シャカ「あ〜やっぱりか〜♬ ん〜面白い♡ んで、お仲間になったところで、更に『仲間のために仲間を増やそう』としてるのかな??」
ヘラ「……………」
シャカ「ん〜図星っぽいね〜」
ヘラ「………」
シゲル「……失礼。シャカ氏」
シャカ「ん? なんだい勇者様??♪」
シ「はい。貴殿こそ、何をしたいのでしょうか?」




