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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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第580毛 気楽

ヨル「あっ、で、出しゃばってしまってすみません!!」アセアセ…


シゲル「……いや、ここは…」


ヘラ「…話しなさい、ナルキュ……いや、ヨルさん」




一同の視線が



ヨルに集まる。



ヨル「ぁ……アワワワワ……」バタバタ


シャルル「しっかりしなさいヨル。あなた、『ハザマ』のようなところで、大勢に対しあれだけハッキリ物を言えたでしょう。想いは、しっかり伝えるべきです」



ヨル「! う、うん!!ありがとうシャルル!!」





 

ヨル「ぇえと……アリガトネ様は、エクステさんを大切に想っているのだとは、皆感じていると思います。私が、お話ししたいのは…お立場からくる『ご不安』なのかな、と…」


メトリー「お立場…ですか?」



ヨル「はい。エクステさんとの繋がりをみさせていただいた中で、やっぱり、アリガトネ様は神さまなんだなって、思う部分がたくさんありました」


キュレル「『有り得ない』事に関して顕現されるのは、すごいのです」


ヨル「そうですよね。…ただ、御二方の、最初の出会いは、違いました」


キュ「?」



ヨル「アリガトネ様の、その時の想いは、分かりませんが……。少なくとも、エクステさんは、アリガトネ様を『神さまとして』は、見ていなかったはずです」



アーデランス「!!」



ヨル「エクステさんはただ純粋に、アリガトネ様を『キレイ』だと……そして、まるで『お友達』のように、気楽に話されていました。……アリガトネ様は、それが、居心地…というか、心地が良かったのかな、と…」



アリガトネ「……………」



パンテーン「な、なるほど………え、ええと…じゃぁ、今、関係に悩まれているってことは……」



ヨル「…はい。あくまで私が感じただけですが、一連の事件で、アリガトネ様はそのおチカラを使い、そのお立場を示しました。…つまり、記憶が戻れば、『神さま』として尽力されたアリガトネ様の記憶が、エクステさんの中に、再び蘇るはずです。…そうなると……」



コーデルワイス〘…なるほど……。『一線を引かれる』のが不安…という感じでしょうか??〙



ヨル「……私の話とは、全然違うのかもしれませんが……私も、椿としての自分を知られてしまう事で、ウィッグ君たちや、みんなと『知られる前までの関わり』が、できなくなっちゃうんじゃないかって、思っていたから………」



モイスチャー「………」



シ「なるほど。だからこそ、『記憶を取り戻す事が有り得ないこと』という意味合いが強いのかな??」


ヨル「……願っているというよりは……なんていうのかな……『そうであってほしい』的な……うまく言えないのですが……」


ラキ「いや、さすがだね。心情を、よく分析している。これについて、アリーさんはどうかな?」



アリガトネ「……………」



ヘラ「………アリガトネ……なぜ……そこまで…」



アリガ「嬉しかったんです」


ヘラ「…」





アリガ「…今、考えれば、彼女…エクステちゃんが『テーセウスの器』だったから…同じ『シンジン(ハンジン)』だったから、だと思いますが……私をあそこまでハッキリと『認識』してくれているにも関わらず、その………『お友達』のような感覚で……接してくれた者は………初めてで……。とても、とても、ミタマが動きました」


ヨル「……………」



アリガ「ただ、私はテンカイ、彼女は地上界…。少なくとも今のままでは、相容れない関係です。だからこそ、どうしていくべきか……彼女の危機は救えども、その後は………」



アリガトネは目を伏せる。



ヘラ「……………アリガトネ」


ラキ「うん…アリーさんが打ち明けてくれたなら、ボクも話そうかな」


ヘラ「!」


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