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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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577/708

第574毛 人格

現在




カリブ(ラキ)の部屋にて




ラキ「…と、いうわけです」




アリガトネ「………」




この部屋での出来事(ハンズ・ラビリンス内を含む)を、アリガトネはラキから聴く。






ラキ「今後、必ずこの勇者シゲル様一行は狙われる。それこそ、エクステちゃ…さんを狙った存在や、それに近しい奴らからね。そのためには、過去の克服も含め、色々と準備しておく必要があるんだよ」




アリガ「………」




シゲル「失礼。ラキ氏」




ラキ「あっ、はい。なに?」




シゲル「今、問う内容ではないかも知れませんが、なぜ、エクステの呼び方を『ちゃん』から『さん』に変えたのですか?」




コーデルワイス〘…確かに……〙




ラキ「…ぁ~…ごめん、あからさまだったよね…ええと、いや、ちゃんでも良いかな、とは、思うんだけど…」




シゲル「?」




ラキ「う~んと、彼女がこの後『覚醒』したらね、万が一の場合なんだけど…『人格』が変わるかもしれないんだよ」




ヨル「!?え!?」




シ「!!」




ラキ「…いや、ちょっと違うか…。説明が難しいんだけど、彼女も、ヨルさんみたいに、元々は別の場所で、別の事をしていた面があるんだよね。…その時は『テーセウス』として、行動していたんだけど…」




シ「…テーセウス…」




ラキ「シゲル君は、神話とかに詳しそうだから、何となくわかるかな?」




シ「…私たちの世界の神話と結びつけるなら…何となくは…ですが…アリガトネ氏…様の存在も…」




パンテーン「え??」






アリガ「……」






ラキ「さすがだね。話を戻すけど、もしそうなった場合、そのテーセウスさんにボクは昔、色々とお世話になったからさ…ちゃん付けはまずいかなって…」




アーデランス「……ぇ…それって…もしかしたら…今のエクステさんが…『消えちゃう』って事ですか?? そ、そんな…」




ラキ「…厳密には…」




アリガ「そんなことさせません」




ラキ「!」




ゴーコン「…アリガトネ様…」




アリガ「…彼女… エクステちゃんは、エクステ・セウスとして、今を生きています。かつてのチカラが戻ったとしても、かつてに戻るわけではないのです! ラキ様…訂正してください」




ラキ「…そうだね。軽率な考えだったかな…ごめんね」




アリガ「……私がいる限りは…そんなこと…決してさせない。…そして何より…私は…エクステちゃんを信じています」






ラキ「…うん……」




キュレル「…(う~ん、全然ついていけないのです…)」






ヘラ・ルージュ「………いずれにせよ…多分、そろそろ…」




ラキ「! そうだね…『植え込み』の効果が、切れるかな…」




アリガ「………」






エッシェンシャルル「…あ、あの…」




ラキ「ん?」






シャルル「認識が間違えていなければ、ですが…ウェーボさんがされた『植え込み』は、その、よく分からない存在と、エクステさん、シンシュークさんに対してですよね?」




ラキ「うん。そうだね」




シャルル「で、あれば、その…効果が切れた場合、シンシュークさんも、危険なのでは??」




ラキ&アリガトネ&「「!!」」




メトリー「確かにそうですね。元々、シンシュークさんを捕えようとしていたようですし」






ラキ「…そう…だね…」




アリガ「…ラキ様…ここは、いっそ、こちらに呼び寄せて…」






モイスチャー「あっ、すみません…それについてですが」




ラキ「! モイスちゃん、どうしたの??」




アリガ「…(モイスちゃん……)」




モ「はい。実はもう、すでに向かわせています」




ラキ「え?」




モ「ボタニストの中で最も『守り』に特化している三名が、間もなく着くはずです」

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