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第54毛 椿(ツバキ)
ゴウモウ「よくぞ来てくれました、勇者シゲル様」
シゲル達一行は城にて、城主かつ王様であるゴウモウと謁見していた。
コ゚「改めて、民の命題を解決してくださったこと、心より感謝申し上げます」
シ「いえ、ちょっとした後押しをさせていただいたまでです」
ゴ「おごらないその精神、感服致します。恐縮ですが、シゲル様には、魔界に向けての準備をしていただきたいところではあるのですが…」
シ「何か問題がありましたか?」
ゴ「…はい、実は、ここ最近、我がネイチャー王国の民が、謎の刺客に狙われているのです」
シ「刺客ですか?」
ゴ「はい…噂では、『椿』という、暗殺を生業とする集団のようで」
シ「カミには良さそうですね」
ゴ「え?」
パ「始まった…」




