第562毛 別れ/分かれ
……………
ブワッ
シンシュ&エ「「!!」」
ウェーボの言葉を聴いた
???の
圧が強くなる。
ギギ…
ギギギギ……
ウェーボ「!!っく………やっぱり、そうそう同時には『植え込めない』か……」
ウェーボが顔をしかめると
ほぼ同時に
バンッ
何かが弾けるような音が鳴る。
???「……貴様………」ギリギリ……
ウェー「………言葉の方は、解かれたか……まぁ良い…」
イカ「………(オジサン……ついでにボクも……お願いしたいんだけど………)」ギリギリ…
???「…ヘルセウス……だと…貴様!!素性を隠しておったか!!古の、忌々しい『英雄』が!!!!」
エ「!!英雄??」
シンシュ「………ヘルセウス………! まさか………お前……」
ウェー「多分、皆勘違いされていると思いますが、僕自身、かの『女神ハテナ』様から問われるまで、気付いていませんでした。…そして、転生なのか、名の偶然の一致なのか、はたまたそれ以外か…は、僕も分かりません。記憶はないので」
シンシュ「記憶が…ない?」
ウェー「はい。ソイツが言う、古の英雄の記憶です。僕にはない。…ただ、女神ハテナ様は、僕…というか、その『英雄ヘルセウス』と、深い関わりがあるようで……僕が『似ている』とも、言っていました」
エ「………お兄ちゃん……………」
ウェー「今、直接その話は関係ないため、省きますが……やはり、動揺しましたね。…『きっと、君の名前を口にしたら、めっちゃ動揺して、隙が生まれると思うよ〜♡』と、ハテナ様が言っていたように…。もっとも、その前に、チカラが行使できましたが…」
シンシュ「………ウェーボ……だが……これ程の………」
ウェー「………はい」
ウェーボは
ゆっくりと
シンシューク
そして
エクステを見る。
ウェーボ・ワックス=ヘルセウス「……ごめんね…エクステ…。さよならだ」




