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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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543/706

第540毛 実行犯

ズル…


ズル…


ズル…ズル………




『彼等』は


焦点の合わない目をしながら



アリガトネ達へ近づいてくる。




ウェーボ「!! っ………」



その様子を、ウェーボはどこか苦しそうに見


そんなウェーボを


イカレス「あれ〜?? やっぱり、ツライよね〜♪ なんてったって、キミも『同じ状態』になってたもんね〜♬」ニヤニヤ


イカレスが見逃さず、語りかける。




エ「!!え!?」




ウェー「……………」



シンシュ「……………」


シンシュークは


ウェーボをチラリと見


アリガトネへ向く。




シンシュ「……アリガトネ様…。ここは、私達が……貴方様のおチカラも、制限が…」



アリガ「…いえ」



アリガトネはハッキリとした口調で、シンシュークへ話す。



アリガトネ「……先程、アチラ側は、限定的ではありますが『御業』を使いました。……つまり、スキルを含めた『チカラ』を無効化するチカラです」



シンシュ「!!……あの時のは…御業級だったのですね………クッ……」



アリガ「…はい。そのため、おそらくはまだ、貴方のスキルは使用できません。……ただ…」チラッ



シンシュ「……?」



アリガトネは



ウェーボを見る。




エ「……???」



ウェーボも


アリガトネを見つめ返す。



ウェー「……………」



暫し



アリガトネとウェーボ


両者が見つめ合う。





イ「? なにやってんの?? アリガトネが言ってるように、みんなのスキルは一時的に『消してる』んだよ? もちろん、ウェーボくんのスキル『固定』もね!!」



エ「!!『固定』??」



ウェー「……………」



イ「あっ、そっかぁ〜♡ ま、そうだよね♬ なんてったって、そこのシンシュークくんの親をそれで『拘束』したもんね〜♪」



エ「え!?!?」



ウェー「………」



シンシュ「……………」




アリガトネ「………(…『人形』が動きを止めている……ずいぶんと余裕な……)」





エ「……え……なっ………どういう……だ、だって、その出来事って、お父さんがまだ若い頃で………」



ウェー「……」



イ「な〜んにも話してないんだね♡ なら、ボクから教えてあげるよ♪ ウェーボくんは『情報屋』としての仕事を生業としてるから、まぁまぁ希少なチカラの『時忘れ(ドライフラワー)』の恩恵を受けてて、限りなく歳をとるのが遅れてるんだよ☆」



エ「………そ、そう…なの?? ……お兄ちゃん…」



ウェー「……………ぁあ………」



イ「そうそう♪ ま、で、経緯や理由は省くけど、ボク達はキミ達…セウス家が気に食わなくてね。あの場で、一網打尽にしようとしたんだけどさ。まぁ、邪魔が入っちゃって。次の機会をうかがってたんだよ」


ウェー「……………」


イ「あ〜。思い出すだけでムカつくよ!!あの時、あの守護者が直々にこなきゃ、今頃は」


???「イカレス。喋り過ぎだ」


イ「!! ごめんオジサン☆またやっちゃった♬」


???「………まったく……」



イ「ま、良いじゃん♬ 事実を言ったから、ちょっと崩れたりするんじゃない?? ねえエクステちゃん、シンシュークくん♡」



エ「!!」



イ「大切に大切に思っていたお兄ちゃんが、キミの家族を殺そうとした張本人なんだよ♡例え操られていたにせよさ♬ で、それを隠してたってわけだ。エクステちゃん、どう?? もう、信じられなくなったで」


シンシューク「黙れ」




ウェーボ「!!」



エ「!! ……お父…さん……」




シンシュ「………イカレス…お前は、何も分かってないな」

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