表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

541/710

第538毛 口調

………


僕は


罪を犯した



過ちを犯した




例え



『操られていた』としても




ヒトとして




己として



やってはいけない事をした




所詮



僕は




数多の『人形』の中の




一部に過ぎない




でも




僕は




僕は





この『チカラ』で





見返してみせる



………







???「……………」



アリガトネ「…思案しても無駄ですよ。貴方の『本体』がここに居ない以上、いかに貴方であっても、『条件』を満たした私の前では無力です」



エクステ「……じ、条件……??」


シンシューク「……エクステ…」


エ「え?」


シンシュ「…なんで、お前がこの女神様と知り合いなのかは、いったん置いておく。……女神…アリガトネ様は、その真名の通り『有り難い』事象を引き起こすことができる。ただし、この御業を『地上界リーブ』で起こすためには、条件が必要なんだ」


エ「………」


シンシュ「先程、俺はいくつか『状況的にあり得ない』と思わしき内容を、アッチ側やエクステに問いかけたな。これは、『あり得ない』つまり『有り難い(起こり得る事が難しい)』事を明白にする事で、アリガトネ様が『顕現』するのを手引きした、という形になるんだよ」


エ「………有り難い………事……」


ウェーボ「普通に考えたら、ちょっとわかりにくいよね…。ただ、本来は、起こり難いからこそ『有り難い』『有り難う』『ありがとう』と、その出来事自体や、その出来事を引き起こした者に対して、敬意と感謝を込めてあらわすものなんだよ」



エ「………そう……なんだ………」




アリガトネ「……詳しく、説明くださり、ありがとうございます…」



エ「……お…アリガトネ様…」


アリガ「! あら、もう、お姉さんとは、呼んでくれないのですか??」


エ「!! え……いいの……ですか??」


シンシュ「…え……ちょ」


アリガ「もちろんです。前みたいに、くだけた口調で、お願いね」ニコッ


ウェー「……………」


エ「……じ、じゃぁ……お姉さん…」


アリガ「はい」



エ「………お姉さんは、どうして…私達を、助けてくれるの??」



アリガ「………」



アリガトネは、フッと


正面を見据える。



アリガ「………エクステちゃん…。貴女のような……『芯を真に捉える者』が、今、必要なのです…」



エ「……え??」



アリガ「……フフフ♪ ただ、それを言ったら、私が『キレイなミタマ』だって、自分で言ってるようなモノですね…ウフフフフフ………♡」


シンシュ「……………」


ウェーボ「……………」



エ「………お、お姉さん?」


アリガ「…ッハ!! ゴホンッ と、とにかく、貴女に会って、貴女とお話しする事で、貴女が非常に『キレイ』なミタマを認識できる『キレイなミタマの女の子』であることを知りました。ただ」


アリガトネは僅かに目を伏せる。


アリガ「……私のチカラのひとつで、『今のような、危ういミライ』がある事を、把握しました。……貴女は、貴女とその同志たちは、こんな場所で、理不尽に終わるような方々ではない。……だから、私は守護者……ボタニストの長や、『その他』へ、色々と話しておいたのです」



ウェーボ「……………」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ