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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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534/741

第531毛 助力

………


エクステ「………ここが…『ハザマの森』…」


ウェーボ「…ああ。…マカイへの用事自体、リーブの民はほとんどないから、この場所へ転移する者は、ほとんどいないんだけどね…」



エ「……………」




二人は、小さなポタールから出て、森の中へ足を踏み入れる。



ウェ「………」


エ「……………」


ウェ「エクステ。聴いてくれ。一応、ボタニストさんには連絡してある。…ただ、『念話が途絶えた』という事だけでは、ボタニストさん側は動きにくいらしい」


エ「え!?」


ウェ「……『気力』が尽きたか、『念話』が一時的に届かない所にいるのか、今僕たちが考えているような非常事態がおこったのか……色んな原因が考えられるからね。…『事件』が起こっていると断言できない以上、動きにくいみたいなんだよ」


エ「そんな………でも、だって…何かあってからじゃ遅いじゃん!!」


ウェ「その通りだね。だから、ボタニストさんは、こうも言っていた。必ず何らかの助力はする、と」


エ「……………」



ウェ「よし。時間も惜しいから、さっそく………」



ウェーボとエクステが


森を進もうとした時




ガサ



ガサ……




ウェ&エ「「!!」」





エ「……お兄ちゃん……ナニか……」



ウェ「…ああ。…近づいてくるな…」



ウェーボはエクステを庇いつつ、前方へ最善の注意をはらう。




ガサ…



ガサガサ…





そして







ウェ「!!」


エ「…!!え!?お、お父さん!?」




そこには



見知った顔の男があらわれた。

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