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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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第518毛 ヤマザキ ハルトのパンプ祭り 8順目 結束

ベーグル「……………」


コーボ「…え…じ、じゃぁ、これまで以上に…危険ってことだよ…ね??」


ハルト「………」


ヴィオレ「そうなるっすね…」


レノア「………」



ハルトは、チラリとコーボを見る。



ハルト「…コーボ。…ベーグル…。お前たちは」


コー「おりないよ」


ハルト「!!」


コー「まーた、『危ないから旅をおりても構わない』的なこと、言おうとしたでしょ?? もうわかんだからね!! …おりないよ、ウチは…。ハルトと一緒に、いたいからさ……」


ハルト「……………」


ベー「……俺が寝てる間、何かあったろ二人とも……。はぁ……ちなみに俺もおりんぜ。こんなところで自分の保身にはしって逃げ出す程、ヤワじゃねぇ」


ハルト「………(二人とも、名前は柔らかそうだけどな…)そうか……すまない…」



コー「なんで謝るのさ。気まずくなるじゃん。ハルトは何にも悪くないし、ウチはなんかまだよくわからないけど、『悪いのは誰か』を、探しに行く感じなんでしょ?」


レ「!!」


ベー「だな。ハルト。いちいち謝んな。お前らしくねぇ。コーボも、俺も、自分の意思で、お前についていくって決めてんだ。理不尽なのはお前じゃねぇ。セカイだ。不条理なのは俺たちじゃねぇ。『のんきに静観決めこんでるヤツラ』だろ」


ハルト「……………」


ヴィ「……なかなかぶっこむっすね……。ま、今だから言うっすけど、ホント、『変な流れ』に、踊らされてる感じっすよね〜。……アタシも含めて……」


ハルト「?……」


レノア「………あなた………」


ヴィ「…ハッ!! な、なんでもないっす!!と、とりあえず、御三方の絆と言うか、結束力は見せてもらったっす。言った通り、危険もあるっすけど、レノアさんもいますし、アタシもちょくちょく見に行くっす。…それに」


コー「…それに?」



ヴィ「…今、オルビス様……アタシ達ボタニストの元長が、色々とやってくれてるっす。…オルビス様は、きっと、『仲間集め』も考えてるっす」


ベー「…仲間集め??」


ヴィ「そうっす。ざっくり分けると、『保守派』『刷新派』『静観派』の3つになるっす。オルビス様は『保守派』。今の…というか、セカイの大幅な変革を望むのではなく『ヒトビトのあるがままに』を基本として捉えてるっす。そこが、アタシ達ボタニストの理念みたいなものっす」


ハルト「……つまりは、『なるがまま』ってわけか……」


ヴィ「間違えてはいないっす。……ただ、『セカイを変えるために、わざわざ無関係な者を異世界から召喚してまで実行にうつす』は、『なるがまま』とは違うっす。なので、オルビス様をはじめとするアタシ達は、『現状に異を唱えてる』っす」


ハルト「……………そうか………」


ベー「………」


コーボ「………えっと………ハルト……」




ヤマザキ ハルトは、暫し考え込む。





そして






ハルト「………正直、オルビス様とやらも、信用はできない」


レノア「!!」


ヴィ「………」



ハルト「物事が変わるには、必ず理由がある。その『刷新派』が台頭してきたのも、まぁ自己中心的な考えが主とは思うが、何かしらの理由があるはずだ」


レノア「……………」


ハルト「…現状に物申すのには、覚悟がいる。普通に考えれば、『保守派』が正しいように思えるが……どうも胡散臭いな。…結局、『自ら確かめてこい』感がハンパない。これは、『自ら手を汚したくないから、アンタがたが勝手にやれ。結果が良くなかったとしても、それもサダメ』的な言い訳をするためなんじゃないか?」


コーボ「…ハ、ハルト……」


ベー「………確かにな……」




ハルト「で、どうなんだ? ヴィオレ…さんに、レノアさん」

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