第494毛 御礼
?「!?そ、それって………」
???「…俺たちも………ここから……やっと……」
パパ?「そう。度合いは分からないけど、君たちもやっと、自らの過ちに向き合い、省みる事ができたようだね」
?「………ぁ……ぁあ………」
???「………ながっ………長かった………ぅう…」グスッ
??「………私………」
子ども「………?」
その時
気がつく
子ども「…あれ? パパは、なんでフワフワしてないの??」
??「!!」
パパ?「ん? …ああ…それは」
??「あなた!!もう、離れ離れにはならないわよね!?また…またお別れになるのは………」
パパ? は、 ?? のアタマを撫でる。
パパ?「ああ。大丈夫だよ。ちょっと、彼女達…ヨルさん達に話があってね。君達への御礼も言いたいしさ」
??「………」
パパ?「…大丈夫。すぐに会えるよ」ポンポン
??「………わかりました………」グスッ
黒猫「……」
黒猫が、口を開きかけたとき
??「………ヒル…いえ、ヨルさん」
黒猫「!!」
?? が、ヨル(ヒルデ)へ語りかける。
ヨル(ヒルデ)「!! は、はい!!」
??「………ごめんなさい。…そして、ありがとう」
ヨル(ヒルデ)「!!」
??「……私は…弱かったのね……。…ぅうん、過去形じゃなく、今も…。目の前の事実を受け入れられなくて、自分の過ちを棚に上げて、アナタを勝手に恨んで……」
子ども「………」
ヨル(ヒルデ)「………」
??「………まだ、色々と、気持ちの整理はできていないけど………でも、アナタも苦しんできたこと、そしてその苦しみから逃げず、全てを受け入れた上で、生きていこうとしていること……感じたわ…」




