第478毛 狡知
カリブの部屋にて
カリブ「…お久しぶり…です。…ヘラ・ルージュ…様」
モイスチャー「…? (態度が…ぎこちない…)」
ヘラ・ルージュ「………アナタ…」
カリブ「!!(マズイ!!)あっ、ヘ、ヘラ様、ちょっ…」
ヘラ「何をしているの? 『狡知の神』」
モイスチャー「!!!!!!」
ゴーコン「…」
シゲル「む? 狡知?」
ダカラ「え⁉」
…
カリブ?「…あっちゃー……ァハハ…」
ダカラ「ど…どういう事ですか?? カリブ様が、狡知の神って…。…そ、そもそも、カリブ様って、神様なんですか⁉」
カリブ?「…ぅ~ん…だいぶ、予定と狂っちゃったな……」
ゴーコン「……いかが…致しますか?」ゴーコンは、ヘラをチラチラ見つつ、カリブ?へ話しかける。
カリブ?「…うん…もう、モイスちゃんは分かってると思うけど…ボク、訳あって今、カリブになってるんだ。名を『ラキ』って言います」
ダ「え⁉」
シ「…」
キュレル「…色々と置いてけぼりなのです」
メトリー「…そうですね」
ラキ「…ダカラ…それに皆にも、後から詳しく説明するよ。…とりあえず…もうバレちゃったから、普通に話すね、ヘラさん☆」
ヘラ「………」
ラキ「…相変わらず、つれない感じだね…。…それで、『ボクの空間に介入してきた』理由を、教えてくれる?」
ヘラ「………」
ラキの問いには答えず
ヘラはゆっくりと
室内を見渡す。
一人ひとりを
見極めるように
ゆっくりと。
シ「…」
モ「…ヘラ様…」
コーデルワイス〘……(威圧感が…凄い…)姫…大丈夫ですか?〙
アーデランス「…な、なんとか…」ブルブル
パンテーン「…ぅ…(な、なんか…全部見透かされるような…感覚…)」
エッシェンシャルル「………」ドキドキ
キュレル「…(…死の神様…なんだかヤンデレっぽいのです…)」
メトリー「…///」
キュレル「…母上は何に興奮してるのです?」
…
ヘラの視線が
ある2名で止まる。
ヘラ「……『不死者』の気配が…する…」
モ「!!(…まずい…)ヘ、ヘラ様…」
ラキ「いや、多分大丈夫だよ」
モ「⁉ で、ですが…」
ラキ「大丈夫大丈夫☆」
モ「………」
ヘラ「…アナタとアナタ…名は?」
ヘラから指をさされたのは…




