第十五部『切り返しの象徴と照り返しの頭頂 覚醒編』 第468毛 ヘラ・ルージュのドキドキ♡観察日記 仲間について
第十五部始動です。
この部も長くなります。
丁寧な描写を心掛けて参ります。
ヘラ・ルージュ「ハルト…ハルト…ハルト…」ブツブツ…
落ち着いてくださいヘラ様
第357毛 番人/守護者 エイムダルの評価File.15 結託記録
の直後
※第十三部の最終話です。
エイムダル(ミタマ2)「よし、ミガマエルの措置も無事に済んだ。では早速、対象者の『炙り出し』といくか」
オルビス(ミタマ1)「よろしくお願いしますねぇ♪私はまた、リーブの様子を見てきますよ」
エイ2「む、また、か?」
オル1「ええ……リーブの時間軸で、今……『とある者』と、彼等が接触したようなので…」
エイムダル(ミタマ2)とオルビス(ミタマ1)が、視線を合わせている。
エイ2「………なるほど…承知した………。任せたぞ」
オル1「はいはい♬」イソイソ
オルビス(ミタマ1)は、部屋から出ていく。
アイツ……あのカミは、なんだかやりにくい…。
ヘラ・ルージュ「……………」
ワラエル「…え、えっと…あ、ヘラ様!!」アセアセ
ヘラ「…………………………何?」
ワラ「ミ、ミガっちは、無事なんですよね??」
ヘラ「………私の……理に沿って、『死』を迎えた……。今、ミガマエルの御魂は私のもとにある………。誰にも、干渉させない………」
ワラ「…ぁ、と、とりあえず、無事って事ですね!! ありがとうございます!!」ニコッ
ヘラ「……………」
エイ2「うむ。ワラエルよ。『死』へ導けたと言うことは、『死』したる最中は、このヘラ・ルージュの理から外れることはない。安心するが良い」
ワラ「は、はい!!」
ヘラ「……………」
エイ2「…して、ヘラ・ルージュよ。ひとまず、我は『炙り出し』を行うが…ソナタは、『勇者ハルト』の動向を探るのか??」
!!
ガバッ
「ハルト!!ハルトは今、どこにいるの!?急いで、観察しないと………ハルト…ハルト…ハルト…」ブツブツ…
そう
私は
ハルトが何より一番大事
ハルトは今、どこにいるのか
何をしているのか
ぁあ
ハルト…
ハルト……
………
……
…!?
………………これは………
エイムダル(ミタマ2)「む? どうした? ヘラ・ルージュよ」
ヘラ「……………これは……『死』している御魂が………『疼いている』………」
エイ2「なに?」
ワラ「え、疼く??」




