第455毛 解釈/癇癪
ゴウモウ「何度も言っているだろう!!あの子は、道具じゃないんだ!!」
??「そうおっしゃいますが、では、ずっと外界との接触を避けさせるおつもりですか!?」
ゴウ「!!…」
??「確かに、姫様のスキルは…ご負担があるとは思います。ただ王。我々だって、駒のように扱うわけではありません!! 姫様のお力により、未然に防げる事や、それこそ人命を救う事だって出来るはずです!!」
シュクモ「あなた!! あの子がどれだけ悲しんでいるか、わからないのですか!? 先程だって、ウサギすら…愛でられず……ゥッ…」
シュクモの目に涙が溢れる。
??「………悲しんでいればこそです。…自らのスキルが、民達のためになると分かれば、幾ばくか気持ちも晴れる…前向きになるのではないでしょうか。…それに…『肝心な姫様の気持ち』を、王や王妃はキチンと確認しているのですか!?」
ゴウ「………」
シュク「…っ……でも……それにしたって…」
ゴウ「そうだ…。確かに、救える事はあるだろう。だがな、それをするとなると、あの子の一生は………」
??「…!! ………それは……そうですが……」
シュク「…ぅう……なぜ、あの子があんなスキルを……」
??「!! …王妃……それは…」
ゴウ「それより、こんな場で話すべきでもないな。…貴殿は、あの子に会いたいようだが…シュクモが言った通り、今、あの子は疲弊している…精神的にな…。どうか、お引き取り願いたい…」
??「…っ………わかりました。我々だって、姫様を苦しませたくはありません…」
ゴウ「………では、広間へ行こうか……。シュクモ、ソナタはもう、休みなさい…」
シュク「いえ、私も行きますわ」
ゴウ「………そうか……わかった」
そして
廊下から声が聴こえなく…
アーデランス「………ゥッ…ゥッ……っ……」
アーデランス「ぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!うぁぁぁぁあ
!!」
コー〘!!姫!?〙




