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第424毛 許さない
メ「…ス…スカルプ様……」
スッ
ラックス「母上…なんてことを…」
メ「!! ラックス……」
スカルプ「君は、危険な『遊び』に興じ、また私に無断で『逢瀬』を行い、結果、愛しい娘を消した。君には、失望したよ」
メ「!!」
ラ「全く。『メトリーさん』には呆れます。せっかくキュレルが懐いていたと思っていましたが、こんなに危機管理能力のない方だったとは。しかも、己の欲望の赴くままにスキルを使い、あまつさえ『間に合わない』なんて…母親? 反吐が出ますよ」
メ「……………」
ス「メトリー。残念だが君とは、これ以上関わりたくない。私は君を、決して許さな…ん?」
座り込んでいたメトリーが
スッと立ち上がり、スカルプ? のもとへ歩み寄る。
ス「なんだ。何か文句でも…」
メトリー「カイギテキーーーーーック!!」バキッ
ス「ッグハッ!!!!」
スカルプは、はるか後方へ吹っ飛ばされる。
ラ「………(か、懐疑的??)」
メ「許さない? それはこちらの『セリフ』です」




