第386毛 詰問
シ「では、カリブ様。ご質問をいただけますでしょうか?」
カリブ「うん☆…あっ、その前に…」
カリブは左手の指を鳴らす。
一同の目の前に、椅子が現れる。
パ「!!」
カリブ「とりあえず皆、座りなよ。ボクもまた座るね〜☆」
そして
皆が着席する。
カリブ「よし、と。じゃぁ早速いくよ〜♪ まずは…シャルルさんとラックスくん」
シャ&ラ「!! はい!!」
カリブ「君たちは、何でついてきてるの?」
シャ「……え?」
カリブ「あはは!!♪ ごめん、イジワルしてるつもりはないんだよ♬ ただ、気になってさ。君たちが一番『理由がない』からね」
ラ「り、理由がない…ですか?」
カリブ「うん」
ラ「え…えっと……」
シャ「つまり、ヨルやメトリーさん、キュレルさんは、ご自身の状態の解明と言う理由。あ、姫とコーデルワイスさんもそうですね。…エクステさんは別の目的での同行。モイスチャーさんは少し分かりかねますが、理由はある。パンテーンは……まぁ結構私情を挟んでるから、と言う感じで、それなりに理由がある。…しかし私達はどうか…と言う事でしょうか?」
カリブ『おっ♪ 良いね君♬ その通りだよ☆』
シャ「なるほど…ラックス、先に理由を言いますか? 私が言ってからだとアナタ、私の意見に引っ張られそうなので」
エ「…(確かに〜♪)」
ラ「えっ、あっうん…」
カリブ「ごめんね、そんな緊張しなくても良いよ☆」
ラ「は、はい……。ええと、勇者様には、家族の件でお世話になりましたため、勇者様のお力になりたいと思い、同行しています」
カリブ「ふむふむ。メトリーさんとキュレルさんの件だね」
ラ「は、はい」
コー〘………(やはり、何でも知っている……)〙
カリブ「まぁわからなくはないけど、君、そんなに勇者様へ、恩義を感じてるの?? それこそ『セカイから狙われる』事になっても良いくらい??」
ラ「!!」
シャ「………」




