第381毛 震え
ア「凄い!! 凄いですわ〜!!階段が動いてますわ!!♬」
コー〘ひ、姫!! あまり動くと危ないですよ…〙
はしゃぐアーディの近くで
ヨル「……………」プルプル
シャ「どうしたのですかヨル? カリブ様にお会いしたら、猫用トイレの所在を確認しますか??」
ヨル「……………」プルプル
シャ「?? ………!! アナタまさか…高い所が苦手なのですか??」
ヨル「……………」プルプル
シャ「喋る余裕もないのですね……そういえば第2ポタールへ行く際のお山越えの時も、口数少なかったですもんね……ねぇパンテ」
パ「……………」プルプル
シャ「あなたも!?」
キュ「……凄い…凄すぎるのです!! あたり一面、本…本…本だらけで最高なのです!!」
メ「…これは……本当に素晴らしいですね……ぁあ///」
ラ「…っは、母上、キュレル。後ほどっ…け、見学ができたら…良いですね…///」
エ「離さないでくださいね〜?? 怖〜い♪」
ラ「………(俺は特に掴んでいないんだけどな……)」
エクステにしがみつかれながらも、ラックスは家族へ話しかける。
モ「………」
シ「む? モイスチャー氏、どうかされましたか??」
モ「!! あ、失礼致しました。…いえ、何だか、あっさりとし過ぎているように感じられて…」
シ「ほう。それは、カリブ氏が容易く我々に会ってくれる事に対して、でしょうか?」
モ「はい…。いえ、良い事ではあるのですが……」
シ「ふむ……。ダカラ氏の手前、あまり勘繰るのも些か失礼かもしれませんが、一応、用心しておきましょうか」
モ「…そうですね……皆様の事は、御魂にかえても御守りします!!」
シ「ハハハ。有り難いお言葉ですが、貴殿の御魂も、私達にとって非常に大切です。どうか、自らを犠牲にはされないよう」
モ「………はい。…ありがとう…ございます」
モイスチャーはシゲルから顔を背ける。
シ「む?」
シャ「………」ジー
パ「……………」プルプル…ジー
モ「…ッハ!!」
……………
ダカラ「さぁ皆さん、最上階に到着です♪最上階は、私のような、カリブ様のお側に居る者と、カリブ様に認められた者しか来れません♪ 何なら私自身、誰かをご案内するのは初めてです」
シ「そうなのですね。光栄です」
ダ「さぁ、カリブ様はこの中です♬」
一行は
ひときわ大きな扉を開けるダカラに続き
部屋へ入った。




