第357毛 番人/守護者 エイムダルの評価File.15 結託記録
オルビス(ミタマ1)「少しヒヤヒヤしましたが、ヘラちゃん、ありがとうございます。…何か、想うところがあったようですね」
ヘラ「……………」
ヘラはゆっくりと、ワラエルを見る。
ワラエル「ヘラ様!!ありがとうございます!!本当に……グスッ」
オル2「あら、相変わらず、喜怒哀楽が顕著ですねぇ」
ヘラ「………アナタは…アナタとミガマエルは……ワタシを…どう思ってるの?」
ワラ「え?? えっと……素晴らしいおチカラをお持ちの御方だと…」
ヘラ「アナタ達は、ワタシが怖くないの??…ワタシを…遠ざけたくはないの??」
ワラ「え??なぜですか??」
ヘラ「!!…なぜって……ワタシは……『死』の象徴で……それで………」
ワラ「はい。すごいお立場だと思います。でも、怖さ?とかは特に…。『幸が薄そう』とは思いますが…」
ヘラ「!?」
オル2「オッホッホッホ!!」
ワラ「ああ!!すみません、ボクまた失礼な事を…。でも、ヘラ様って、なんだかんだミガっち…ミガマエルを助けてくれたので、やっぱりお優しいですよね!!だから、『幸せになってほしい』です」
ヘラ「……………」
…
……
………
「死の神、こっちにくるな!!」
「死の神…なんと恐ろしい…」
「どうして存在するんだ…」
…
……
………
「異質というか、偉大だな」
「幸せになってほしいよね」
「皆、等しくそんな権利があるんだからさ、死の神様だからって、我慢してほしくはないよね」
…
……
………
ヘラ「………守護者…大天使ワラエル」
エイ2「む?」
オル1「はいはい」
ワラ「はい!!」
ヘラ「…ハルトを…あくまでハルトを助けるため…それが第一優先……それで良いなら……チカラを貸す」
ワラ「!!ヘラ様………」
オル1「頼りにしていますよ。ヘラちゃん♪」
エイ2「うむ。非常に強力な『同胞』だな」
ヘラ「……………」
オル1「とりあえず、ミガマエルのミタマはアナタに任せます。そのうえで、これからの事を考えて行きましょう。地上界リーブへも、私の分身が行くことにします」
エイ2「うむ、そうだな。我は『オン・ステージ』をここで発動し続けよう」
ワラ「ボ、ボクも頑張ります!!」
ヘラ「………」
エイ2「?どうしたヘラ・ルージュよ。ソナタももう『仲間』だ」
ヘラ「!!……仲間…」
オル1「これから、よろしくお願いしますね〜ヘラちゃん♪今度お茶会でもしましょう♬」
ワラ「…いつできそうですかね…(泣)…あ、ヘラ様、よろしくお願い致します!!」ニコッ
ヘラ「………」
ワタシ…
ワタシは……
ワタシの幸せは………
ヘラ「………よろしく…みんな………」
※第十三部、終了です。




