第330毛 オルビス・フレスギーの諸記録その5
ミ「!!………」
オ「オッホッホ!!そんなに身構えなくとも、取って喰いやしませんよミガマエル」
ワラ「ミガマエルだけにね…アハハ…」
オ「全然覇気がないですねぇ」
ワラ「……いや……オル様がやろうとしてることは……すなわち…」
オ「まぁそうですねぇ。どのくらいの『暗躍者』とそれに与する者がいるかわからない以上、『不特定多数の存在』と敵対する可能性もありますね」
ミ「……やはりオルビス様……我々の元へいち早く来たのは……」
ワラ「………ハハハ…笑えないかな……」
オ「大天使達」
ミ&ワラ「「!!」」
オ「『善良な導き』に関して右に出る者はほとんどいない貴方がたが、そんな臆していてどうするのです。此度の『異常さ』『違和感』を察知している者同士、手を取り合いましょう」
ミ「………オルビス様……」
ワラ「………腹を括るしかないかな…ねぇミガっち」
ミ『………ふぅ……わかりました』
オルビスが『笑み』を浮かべる。
オ「よろしい。では、さっそく準備…というか、『ミタマを濃く』しますから、少しの間匿ってくださいな」
ミ「……………わかりました」
ワラ「……もうここまで聴いちゃったし、一蓮托生な感じだから、ボクも側にいるよミガっち」
ミ「…ああ」
オ「それじゃぁ、まずは私専用の個室を用意してくれるかしら?? あと、『ミウツシ/ミタマウツシの鏡像』もお願いね」
ミ「!! …わかりました」
ワラ「…あーあ、しばらくは笑って過ごせなさそうだな〜…ナケルよ……」
オ「オッホッホッホ!!」
…………………………
ハテナ「…オルビスはもうコチラへ着いた頃合いかしら……。あの方の事だから、大胆なことしてきそうね……。用心しなきゃ……」
…………………………
???「…勇者…勇者…ワタシの勇者………ミンナ…ジャマ……でも……死んだら……厄介……かわいそう………」ブツブツ
…………………………
??「守護者……我々を裏切ったにも関わらず、のこのことコチラへきよってからに……。どう返り討ちにしてやろうか………」
…………………………
オルビス「……(あらあら、意外と勘付いている者は少ないわねぇ…まぁ、関係はないですが……。とりあえず『一番懸念している場所』には滞在できたから、まず安心という事にしましょう…)」
オ「………そちらは頼みましたよ。モイスチャー…そして………」




