第313毛 ジャック
モ〚では皆様。そろそろ、念話で伝えるべき話を共有致します〛
シ〚わかりました〛
モ〚本来は、もう少し早めに話したいところでしたが、色々あり…申し訳ありません。…内容は、ヴィオレについてです〛
パ〚ヴィオレさん?? あの、一時的にアタシ達の担当になってくれているヒトですか?〛
モ〚はい。…単刀直入に申し上げますと、彼女は、『テンカイの者の命をうけ、私達を監視しています』〛
シャ〚!!〛
ラ〚……それは…どうして…〛
モ〚恐縮ではありますが、私にも詳しくはわかりません。…ただ、師匠であるオルビス様の話では『想い人』を助けるためである、との推察です〛
パ〚!!〛
エ〚あ、すみません、話と逸れちゃって申し訳ないのですが、オルビスさんって、モイスチャーさんの上司というより師匠なんですか??〛
モ〚あ…皆様にはまだ言っていませんでしたね。はい、オルビス様は、私にボタニストとは何たるかを教えてくれた師です〛
エ〚なるほど〜。あ、話の腰を折っちゃってすみません〛
モ〚いえ。続けますね。ヴィオレがテンカイのある者の指示に従っている理由は、想い人であり『3界を股にかける情報屋』である『ジャック・サンセイ』を助けることだと考えられています〛
コー〚!!〛
シ〚……なるほど…ヴィオレ・ユウ氏が弱酸性…ぁ間違えたジャック氏を救いたいと…ハンドソープで…あ、逆でし〛
コー〚黙ってくださいシゲルさん〛
シ〚すみません〛




