表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

293/709

第290毛 裏腹

シ「突然話しかけてしまい、モウし訳ございません。お聞きしたところによると、貴殿『も』異世界から召喚された勇者で間違いありませんか?」


他勇者「あ?ああ…って、貴殿もってことは、まさかてめぇも…!?」


シ「はい。申し遅れました。隣国であるネイチャー王国から召喚されました、ミノキシゲルとモウします。フサフサです」


他勇者の仲間1「は?どうみてもヅラだろうが」


シ「誰がカツラだ」


他勇者の仲間2「いやアナタですよ」


パ「シゲル、話とアタマがズレてる」


シ「誰のアタマがズ…失礼致しました」


他勇者「……てめぇも…魔王を倒しに行くのか…!!元の世界に帰るために…」


他勇者が殺気を示す。


シ「いえ、ちょっと違います」


他勇者「あ゛あ???」


シ「確かに、元の世界に帰る事が目的ではありますが、私達は、魔王ヅーランダーとやらに現実を突きつけ…失礼、話を聴きに行くのです」


他仲1「はぁ??話だぁ?話す事なんかねぇだろ、魔王をぶっ倒さなきゃコイツが帰れねぇんだろうが!!」


シ「それは、誰から言われました?」


他仲1「は?誰って…」


他仲2「こら。余計な事は喋らないで。これがコイツの作戦かもしれないよ」


他仲1「…っち…」


シ「そんなつもりは無いのですが…では、勇者様にひとつだけ、お聞きしたいです」


他勇者「………なんだよ」


シ「………なぜ、望まぬ暴力をふるっているのですか??」


他勇者「!?…なっ……」


他仲2「!!…(…コイツ……)」


パ「え??望まぬって、シゲル、どういう…」


他勇者「知った風な口を聞くんじゃねぇ!!」


他勇者が叫ぶと、周りの建物が微かに揺れた。



他勇者「てめぇにも、事情はあるんだろうが……おれは、誰よりも早く魔王を倒して、誰よりも早く帰るんだよ……俺には…時間がねぇんだ………」


コー〘……………〙


シ「………時間?」


他勇者「…悪いが、もうこれ以上話す必要はねぇ。…それで?俺達とやる気なら、相手になるぜ」



………


空気がピリつきはじめた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ