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第288毛 癖

道中


モ「ご歓談中失礼致します」


シャ「いや、歓談していなかったし失礼する程の内容でもないですよ??」


男「…今から、街へ繰り出そうと…」


モ「………」



…………………………



モ「ご歓談中失礼致します」


女「え??」


パ「いやただ次の酒屋をどこにするか、仲間内で話していただけみたいですよ!?」


モ「………」



……………



モ「ご歓談中失礼致しま」


キュ「せーいっ!!」ドゴッ


モ「ウグッ!!」


キュ「あれはただ今日の宿にどの組み合わせで泊まるかで盛り上がっているオスメスなのです!!というかモイスチャーさん、いい加減にするのです!!」


モ「……………」



エ「…あのー…モイスチャーさん…なんというか、仕事熱心なのはわかりますが……」


ア「今は休暇中なのですよね??それに、失礼するような内容の話でもありませんわ」



モ「………申し訳…ありません…」



シ「ハハハ、仕事柄、癖が抜けていない感じですね」


コー〘何となくわかりますね〙


キュ「でもいちいち立ち止まられて明後日の方向に向かわれたら迷惑なのです」


ラ「…キュレル……言ってることは間違ってないけど……」


ヨ「………」アセアセ


メ「とりあえずモイスチャーさん、少し、肩の力を抜いてみては??」


モ「………はい……!!」



シャ「……また何か………!!」



???「ぁあ?何でもねぇだろうが!!半魔なら、大人しく退治されろや!!」



怒鳴り声のする方へ、モイスチャーはいち早く走り出した。

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