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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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第256毛 お告げ

シ「…地上界リーブの民は、『祈り』を捧げていますね。あれはやはり、『テンカイ』に対してでしょうか??』」


モ「大きな意味合いで考えるなら、その認識で間違いありません。そして何より、地上界の民は『チカラ』を放棄した状態で地に降りた。それも『祈る』原因、そして、『テンカイがスキルを授けて導こうとする』理由でもあります」


シ「………なるほど……」


ア「……」


モ「本当はもっと、その歴史や3界の関係性についてお話ししたいのですが、ひとまずこれくらいで。追々、私からのみならず、お旅を通じて知っていくことになるでしょう」


シ「わかりました。充分、丁寧に説明いただきましたよ。ありがとうございます」


モ「いえ。そして、ここまで理解いただいたなら、勇者様ならもうお察しかもしれませんが…」


シ「勇者が複数名いることについてですね。はい、何となくは」


モ「さすがですね。お察しの通りかとは思いますが、各地の、代表もしくはそれに近しいものへ『お告げ』がありました」


シ「ふむ…」


モ「『マカイの魔王がセカイを脅かしている。貴方がた地上界の民も、我々テンカイも危うい。状況を打破するには、【異世界の勇者】を頼るしかない』という内容です。そして、一時的に【勇者を呼び出す、テンカイのスキル】を、お告げを受けた者は授かりました」


シ「なるほど。ネイチャー王国では、それがアーディというわけか」


モ「その通りです」


ア「……………」


シ「む??どうしたアーディ」


ア「………いえ……」


パ「……あのアーディが静かだよシャルル…」ヒソヒソ


シャ「……色々と思うところがあるのでしょう…『勇者シゲル様を呼び出した張本人』ですし…」ヒソヒソ


パ「……そっか…」



モイスチャーはアーディを横目でちらりと見てから、話を続ける。


モ「…今、地上界は民の多くが『スキル』を持ち、スキルを駆使して生計を立てている者も少なくありません。図らずも…いえ、おそらく図っていたと思いますが、『テンカイに導かれる』状態にあるわけです」

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